-地域志向・熊本市-「収蔵コレクションは地域をつなぐ:三宅純男「世界の昆虫」コレクション展」 を開催しました

2014年度To-Collaboプログラム 地域志向教育研究経費 採択課題
「収蔵コレクションは地域をつなぐ:
佐藤武之「阿蘇・九州の野の花」コレクションと三宅純男「世界の昆虫」コレクション」

(代表:阿部 正喜 東海大学経営学部観光ビジネス学科教授)
についての活動報告です。

 


8/8~18 島田美術館(熊本市)にて


収蔵コレクションは地域をつなぐ:三宅純男「世界の昆虫」コレクション展
が開催されました。

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【主催・展示案内】
阿部 正喜  教授 (経営学部観光ビジネス学科)
奥山 甚一  教授 (経営学部観光ビジネス学科)
長野 克也  教授 (農学部応用植物科学科)

 

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この取組は、熊本地域の文化創造の場として機能している公益財団法人島田美術館において、現在大学にて保管している熊本地域の資料を展示企画することで、東海大学の教員・学生と島田美術館の学芸員が一体となって、地域の記憶を未来へとつなぎ、新たな価値を創造することを目指すものです。また、これらの活動を元に熊本市内を中心に東海大学と熊本県内の各博物館・美術館、さらには地域社会へと連携を拡げていくことを目的としています。


熊本市西区、恵まれた自然環境に位置する島田美術館。熊本ゆかりの宮本武蔵、加藤家・細川家関連の所蔵品を数多く有することで知られ、熊本地域文化の座標軸とも評される地域理解教育の一つの拠点と考えています。
この自然豊かな、歴史が息づく島田美術館のギャラリ-において、8/8~8/18のうち10日間、幼稚園生・小学生を中心に「素朴な自然のありのままの姿」から新しい発見や新たな価値の創造を目指して、経営学部観光ビジネス学科観光資源管理研究室が保存・管理している三宅純一「世界の昆虫」コレクションから選んだ標本箱100箱、およそ500種、2000個体を展示公開いたしました。
博物館標本を美術館のギャラリ-で展示するというトレンディ-な展示企画に「虫さがしゲ-ム」を加えることにより、昆虫標本が醸し出すデザインをいろんな角度で見つめる機会を提供しました。子どもの新たな発見や感動により傍にいる大人たちが新たな発見や感動を呼び起こす、自然、昆虫標本からの贈り物です。
小さなギャラリ-ですが、期間中の来場者数は2,427名、プレオ-プンの期間を入れれば2,517名と、熊本市内外から多くの子ども連れの家族をお迎えしました。熊本の新聞、ラジオ、テレビ各社も掲載・放送していただき、その効果は大きく、感謝しております。
6月の採択から、学生たちも2年生の4名を中心に経営学部・農学部の19名が手伝ってくれました。彼らのセンスの良さに感心しています。また、島田有子さんをはじめとした島田美術館のスタッフにも、コレクション所有者の三宅先生、元非常勤講師の石黒先生にも献身的にご協力いただきました。大学の教職員・学生、島田美術館のスタッフが一丸となって無事終了することが出来ましたこと、関係の皆さんに心から御礼申し上げます。
2015年2月12日~2月22日には佐藤武之「阿蘇・九州の野の花」コレクション(同研究室収蔵)を活用した企画展を開催しますので、ご来場をお待ちしております。(文・阿部正喜教授)。

来館者からは「すごく綺麗でとてもすばらしかったです。」「絵本や図鑑でしか見たことのない虫ばかりで子ども達もたいへん喜んでおりました。ありがとうございました。」「また何かあれば見にきたいです。来年もやって欲しい。」などの声が寄せられました。

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