-地域志向・伊勢原市-大山ガイドボランティアツアー を開催しました

2014年度To-Collaboプログラム 地域志向教育研究経費 採択課題
「国際観光地をめざす伊勢原市に対する観光振興支援」
(代表:田辺 加恵 東海大学外国語教育センター第二類講師)
についての活動報告です。

 


11/15(土)伊勢原市大山エリアにて


大山ガイドボランティアツアー


を開催しました。

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 この取組は、国際観光地化を目指す伊勢原市に対し、外国語や異文化理解の指導経験を豊富に持つ外国語教育センターと、留学生を多数擁する国際教育センターとが連携し、多言語対応強化という国策に沿う形で、観光振興支援を行うものです。
主な活動内容は、学生および留学生が自らの語学力を活かし、自主的活動として訪日外国人のためのボランティアガイドを実施し、一方で「集客→案内」という流れの構築の為、現在は日本語版と英語版しかない観光パンフレットを多言語にて展開するというものです。また学生に対する教育面では、この活動により、グローバル人材として必要なボランティアシチズンシップや異文化理解の力を高めることを目的としています。
この活動に対し、田辺講師を始めとする外国語教育センターと国際教育センターの教員が、多言語パンフレットの作成やボランティアガイドにおける支援・指導を行っています。

 
10月25日に第1回目、11月15日に第2回目の日程で大山ガイドボランティアツアーを行いました。今回は第2回目のレポートをお届けします。

1回目は集客がなかなかうまくいかず小規模でしたが、2回目はなんと7言語24人の外国人のお客さんを大山に案内することができ、13名のガイドと3人の教員が同伴し総勢40人となりました。紅葉の季節の始まった大山は大変混雑し、バスやケーブルカー乗車の長い列がありましたが、お客さんもガイドも話が弾み、混雑も気になりませんでした。2回とも同様のルート(伊勢原駅→バスで大山→宿坊の並ぶ地区やとうふ坂散策→江戸時代からの宿坊「おおすみ山荘」を見学→こま参道案内→豆腐や蕎麦でランチ→急こう配の女坂経由で大山寺、阿夫利神社)を各言語グループで回りました。参加者の国籍は中国、ドイツ、スペイン、ロシア、アフガニスタン、オーマン、タイ、韓国とバラェティーに富み、国際色豊かなツアーとなりました。学生にとっては、社寺や歴史を外国語で説明することはかなりのチャレンジではありましたが、まずは外国人との1日の交流体験を持てたことが有益で、今後の学習動機づけにもなったと思います。また外国人のゲスト達はガイドの案内があったため言語の不安を感じることなく見どころを楽しめたと思います。「近くにこのような日本的な観光地があるのを知らなかった」と喜んでいただけました。

共同取組者の藤田玲子准教授は「今回は東海大学の留学生やその知り合いなどがお客さんの中心でしたが、今後は外部の観光客をにも対応できるようなスキルを学生がつけるよう指導をしていきたいと思います。また1回2回目のツアーはおおすみ山荘さんにお世話になりましたが、今後はさらに大山現地の人々と学生との交流を増やすような企画をしていきたいと考えています。さらに、ガイドのための言語マニュアル作りにも着手していく予定です。」と話しました。

外国人ゲストからは次のツアーを望む声も聞かれ、また日程を調整し3回目を行う予定です。

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