-地域連携講座-「電力小売自由化ってなに? ~私たちはどうすればいいのか~」を開催しました

2016年5月25日(水) 東海大学サテライトオフィスにて


地域連携講座
「電力小売自由化ってなに? ~私たちはどうすればいいのか~」


を開催しました。

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講師:辰巳 菊子 (公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 常任顧問)

 辰巳先生は長年に亘って環境問題に取組まれ、消費者にとっての環境情報の重要性を企業・消費者双方に伝えてこられました。現在は総合資源エネルギー調査会、電力取引監視等委員会、原子力小委員会などの委員を務めながら、消費者代表として発言を続けていらっしゃいます。今回の講座では「新しいエネルギー社会の実現に向けて~電力自由化への期待~」と題してお話いただきました。まず、“持続可能な暮らし”について語られ、未来世代に「無理なく安心できるくらし」をつなげるために日々の私たちの選択が深く関わり、またその事実を知ることが重要であると述べられました。“持続可能なくらし”にはエネルギーの問題も極めて密接に関わり、特に電気の比重は大きいとし、家庭におけるエネルギー消費の推移、福島の事故を経て見られた消費者の意識の変化、これからの電力システム改革について説明がなされました。さらに電力小売全面自由化で何が変わっていくのか、そこで消費者は何に留意し、どのような選択をすべきなのかについて、そのポイントを丁寧に解説いただきました。消費電気量・電気料金の誤解に関するクイズや、消費者が抱く具体的な心配ごとを織り交ぜながらの解説に、受講者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。「大変勉強になりました」、「エネルギー購入の参考になりました」などの声が寄せられ、「電力の小売自由化」という視点から、自分たちの日々のくらし、そして未来世代のくらしについて考えなおすことができる有意義な機会となりました。

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