-地域連携講座-「日本はどこに向かっているのか?~地域・在宅医療の現場から~」を開催しました

2016年8月6日(土) 東海大学サテライトオフィスにて

地域連携講座
「日本はどこに向かっているのか?~地域・在宅医療の現場から~」


を開催しました。

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講師
山本 五十年 (湘南真田クリニック院長・東海大学医学部客員准教授)

 
 山本先生は、どんなケースも「絶対に断らない」を信条に長年に亘り救命救急医として診療に当たり、日本一の救命救急センターを作ろうと、ドクターヘリ(救急医療用ヘリコプター)を導入するなど救命救急医療の現場で活躍されました。沢山の重症救急患者の転帰(診療前後の病状の変化)を見つめる中から“治すから支える医療へ”という医療の新しい枠組みを作らなければならないとの考えに至り、地域医療のシステム作りに着手されました。

 在宅医療に活動の場を移された現在は、日々の訪問診療に忙しく飛び回っていらっしゃいます。そんな山本先生より、まずは現在の医療の枠組みとこれからの日本の少子・超高齢化社会到来における問題点について、具体的なデータを基に、現場医師の経験を踏まえながら解説がなされました。続いて、私たちが重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしく最後まで暮らし続けることができるように支援する「地域包括ケアシステム」について、希望が持てる未来とその構築に向けて今必要なこと、医師の“人間力”の養成などの観点からお話いただきました。受講者の皆さんは、山本先生の力強いお話に真剣に耳を傾けられ、「将来の我が事として考える良い機会が持てました」「使命感を持って活動されている山本先生のお話に感銘を受けました」などの感想が寄せられました。

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