「学前夕暮れシアター」第2回を開催しました

2018年5月17日(木) TOKAIクロスクエアにて

「学前夕暮れシアター」

の今年度第2回を開催しました。

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主  催:東海大学文化社会学部広報メディア学科水島研究室

上映作品:「DAMNATION」

 文化社会学部広報メディア学科の水島久光教授の研究室に所属する学生たちが主体となり、月に一度開催している「学前夕暮れシアター」。今年度第2回が5月17日(木)に開催されました。地域の方や学生約12名が参加し、主催の学生が選定した映画「DAMNATION」(2014年)が上映されました。

 本作はアメリカで製作されたドキュメンタリー映画です。社会の発展に後押しされ、アメリカ全土につくられた7万5千基のダム。それらの多くは、川を堰き止めて建設され、川のメカニズムやそこに住む生き物たちの生態系を大きく変えてしまいました。そんな現実の中、次第に自然環境に目が向けられるようになり、21世紀にはダムを撤去するという動きが生まれました。

 作品の中ではアメリカ各地に建設された数々のダムが取り上げられ、自然環境の変容や川に生息する鮭などの水中生物への影響など、ダムが建設されることによって生まれた不都合の数々が紹介されています。また、ダムが建設される以前の川の姿を知る住民、ダム撤去を推し進めるために活動するアーティスト、ダムを管理する作業員へのインタビューもあり、ダムに様々な形で関わりを持つ人が登場します。作品に登場する美しい自然の映像も印象的で、ダムの撤去に関することのみではなく、多くのメッセージが込められている作品です。

 社会的な問題をテーマとしている本作。来場された方からは「とても考えさせられる・勉強になりました」など様々なコメントが寄せられました。また、上映後には、水島研究室が所有する北海道の夕張ダムのPR映像が流されました。当時の夕張ダムの建設風景が白黒で映し出される映像に対し、水島教授は「日本もアメリカと同じようにダムの歴史がある」と日本でのダムの歴史についても触れました。

 月に一度開催している学前夕暮れシアターは、入場無料でどなたでもご覧いただけます。上映作品などは決まり次第、TOKAIクロスクエアのWEBページにてお知らせいたします。皆さまお誘い合わせの上、ご来場ください。

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