地域連携講座 「未来のエネルギーを考えよう!」を開講しました

2018年5月29日(火) TOKAIクロスクエアにて

地域連携講座
「未来のエネルギーを考えよう!」


を開講しました。

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講師
木村 英樹
(ソーラーカーチーム総監督/工学部電気電子工学科教授/東海大学大学運営本部 副本部長 兼 大学IR室長)

 日常の暮らしには、石炭、石油、天然ガス、原子力、水力、太陽光、風力、地熱など様々なエネルギーが利用されています。それらのエネルギーはどのような長所・短所があるのかを、ソーラーカーチーム総監督であり、エネルギー資源や環境問題に精通する木村英樹先生が解説しました。地域の方々など、約10名が受講しました。

 まず、世界のエネルギー消費量の推移グラフを見ながら、人口が増加するにつれエネルギーの消費量が多くなっていることについて触れ、私たちの生活がどれほどエネルギーに依存しているか説明されました。その後、石炭や石油などといった様々な一次エネルギーの紹介や、石炭を燃焼するとPM2.5が発生する、天然ガスは比較的排気物が少ないなど、それぞれのエネルギーの利点・欠点についての解説や、コスト面で優れているエネルギーの紹介などがされました。また、風力発電、火力発電など、様々な発電方式の発電メカニズムもひとつひとつ丁寧に解説されました。
 続いて、日本の企業が取り組んでいる省エネ事例も紹介され、ある配送業者は荷物の運搬をトラックではなく列車を使用し始めている、優れた断熱材で製造された冷蔵庫は保冷効率が良い、など私たちの生活に身近な話題が取り上げられました。また、世界の電気代の比較や、各国が使用するエネルギー事情に触れるなど、講座の内容は多岐にわたりました。

 最後には質問コーナーが設けられ、東海大学で研究を行なっている発電方式についての疑問や、スマートメーターとは何か、など受講者からの様々な質問があり、丁寧に回答されていました。世の中には様々なエネルギーや発電方式があるが、場所や環境に応じた使い分けをすることが大事、と講座を締めくくりました。受講者からは、「目からウロコの情報ばかりでした」などの感想が寄せられました。

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