地域連携講座「ウチのコの守りかた~今日からできる“もしも”の備え~」を開講しました

2018年6月8日(金) TOKAIクロスクエアにて

地域連携講座
「ウチのコの守りかた~今日からできる“もしも”の備え~」


を開講しました。

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講師 深谷 美登里(一級建築士/神奈川県動物愛護推進員/ペット災害危機管理士)

 6月8日(金)に地域連携講座「ウチのコの守りかた~今日からできる“もしも”の備え~」を開催しました。本講座は、秦野市で一級建築士・ペット災害危機管理士の資格を持ち、建物の専門家としてご活躍されている深谷美登里さんを講師に招き、ペットと災害との関係・危機感について広く普及することを目的に開催され、地域の方や学生が受講しました。

 住まいの安全対策のこと、二次災害の予防、家族や地域との連携の重要性、ペットのための備蓄品、日頃の散歩を防災に活かす方法、避難場所での飼い主としての心構えなどについてご講演いただきました。
 まず始めに、住まいの安全対策についてお話されました。震災による怪我の多くが家具の転倒やガラスによるもので、家の窓などに飛散防止フィルムを貼ることや家具の配置や固定方法について説明がなされました。また、地震がおきた際に安全対策をした部屋としていない部屋とでどのように違いがあるのかを映像を見ながら分かりやすく解説していただきました。
 続いて、災害時の具体的な待ち合わせ場所・役割分担・怪我やはぐれた場合など様々なシチュエーションでの対応を検討・共有するための家族会議の実践の重要性について語られました。また、家族だけでなく仲間や地域との連携も重要とし、日頃からご近所との交流を持ち、ペットも地域の一員と認識してもらうことが自助強化に大切だと訴えかけました。そして、災害時の環境の変化などに対応できるよう、日頃の散歩から訓練をすることが大切だと語られました。
 さらに、震災が起きた際の飼い主としての心構えについてお話があり、支援物資に頼るのではなく食料や薬など代替品のないものを優先して備蓄しておくことや、避難所では周りの人への配慮を忘れずに全ての人へ思いやりを持つことがペットを守ることにつながるとお話されました。

 最後に深谷さんは「ペットの命を守ることができるのは飼い主だけです。災害に備えて今日できることから準備を始めてください」と呼びかけました。受講者からは「普段考えていないところまで気にかけるきっかけとなり、参考になりました」などの感想が寄せられました。

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