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2014年度 [ 地域志向 ] 国際観光地をめざす伊勢原市に対する観光振興支援

国際観光地をめざす伊勢原市に対する観光振興支援

取組代表者

田辺 加恵 【外国語教育センター第二類】
(湘南校舎)

共同取組者

佐藤 浩一(外国語教育センター第二類)、深井 陽介(外国語教育センター第二類)、眞鍋 正紀(外国語教育センター第二類)、チョ・ヒチョル(外国語教育センター第二類)、古賀 義顕(外国語教育センター第二類)、佐原 雅通(外国語教育センター第二類)、 藤田 玲子(外国語教育センター第一類)、村上 治美(国際教育センター)、加藤 好崇(国際教育センター)

取組の概要

国際観光地化を目指す伊勢原市に対し、外国語や異文化理解の指導経験を豊富に持つ外国語教育センターと、留学生を多数擁する国際教育センターとが連携し、多言語対応強化という国策に沿う形で観光振興支援を行った。具体的な内容は、外国人を対象とする大山ボランティアガイドツアーの実施ならびに多言語版大山ガイドブックの作成である。

外国語を学ぶ学生や留学生には、この二つの活動を言語学習の実践と動機づけの場として活用してもらうべく、積極的な参加を促した。また、学生がこの活動を通して、グローバル人材として必要なボランティアシチズンシップや異文化理解の力を高められるよう、各種指導も行った。

取組の成果

2回の大山ボランティアガイドツアーを実施して、大山を知らなかった外国人にその良さを伝えることができた。参加者にツアー後の感想を尋ねると、いずれも満足度は高かった。

多言語版ガイドブックでは、市が作成した既存のガイドブック(英・中・韓版)にはない5言語が採用されている。完成すれば、より多くの外国人に大山の存在と魅力を伝えられるものと期待される。

これら二つの活動を行うに際し、伊勢原市、伊勢原市観光協会、大山参道沿いの宿坊や商店、市民ボランティアなどから多大なるご協力をいただいた。まさに産官学民の連携による地域問題解決への試みとなった。

ボランティアガイドには経済的負担も伴ったが、多くの学生たちが自発的に参加してくれた。ガイドを経験することにより、ボランティア精神を学び、シチズンシップが養成されることをよく理解し、語学学習を含む事前学習にも励んだ。豊かな自然や数多の文化遺産が残る大山を歩くことで、日本の歴史や文化を見つめ直すよい機会にもなったという声が多く聞かれたのは、我々教員にとっても望外の喜びであった

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大山ガイドブック

大山観光の外国語版ガイドブックを作成しました。英・仏・独・スペイン・ベトナム・タイ語の6カ国語で阿夫利神社や大山寺などのスポットを紹介しています。

このガイドブックは、神奈川県観光課、近隣自治体(伊勢原市、秦野市、平塚市、厚木市)の観光協会、羽田空港の観光案内所等で配布されています。

大山ガイドブック(6言語併記版)PDFをご覧いただけます。

大山ガイドブック
  • 取組テーマ:地域観光
  • 対象者  :指定なし
  • 取組タイプ:社会貢献
  • 連携自治体:伊勢原市