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2016年度大学推進プロジェクト 「ライフステージ・プロデュース計画 大学開放事業」

2016年度大学推進プロジェクト・概要 「ライフステージ・プロデュース計画 大学開放事業」

取組代表者

池村 明生 【教養学部芸術学科 教授】
(湘南校舎)

共同取組者

磯部 二郎(教養学部芸術学科音楽学課程 教授)、岡田 工(現代教養センター 教授)、篠原 聰(課程資格教育センター 准教授)、内田 理(情報理工学部情報科学科 教授)、中嶋 卓雄(経営学部経営学科 教授)

取組の概要

 全国に点在する8 校舎を対象に、校舎周辺の地域住民と教職員・学生の多世代交流を目的とした「地(知)の拠点化」をアピールする活動を実践した。2016 年度は湘南・熊本・阿蘇校舎は「大学推進プロジェクト」として、また伊勢原校舎を除く他の4 校舎は「地域志向教育研究経費」(タイプB の校舎単位の取組み)による事業として全国地域連動型の取組みを試みた。それぞれの取組みは各校舎の特性に考慮しつつ、実施するプログラムは校舎に所在する学部学科等の特徴を活かした取組みとしながらも、共通の目的は「大学と地域との結びつきを強化」することであり、各校舎がそれぞれ連携自治体と協力し合い、地域住民に対して大学という知の資源と地の環境を開放していくことであった。
 湘南校舎においては、周辺住民を対象としたオープンキャンパス“地域連携デー”を設定し、既存の取組みや3 市1 町の協力を得て開催する新規の取組みを含め『TOKAI グローカルフェスタ2016』を計画した。計画から運営まで、共同取組者となる教員のみならず、事務課・教務課・学生課等の職員で構成する実行委員会を組織化して推進した。
 熊本・阿蘇校舎においては、震災の影響で実施できなかったが、高輪校舎は『世代を超えた知の共有と育成を目指した地域連動型教育プログラムの構築』、代々木校舎は『スマイルよよぎプロジェクト』、札幌校舎は『札幌市南区の再発見と活性化;世代を越えた活動と大学の知の貢献』、清水校舎は『洋上キャンパス-望星丸洋上セミナー』が「地域志向教育研究経費」として実施され、大学開放事業として全国の校舎がまとまった。

取組の成果

 03.university-extension湘南校舎において12 月3 日に実施した『TOKAI グローカルフェスタ2016』は、「おひろめ芸術祭」(芸術学科)、「国際フェア」(国際教育センター)、「Run2 チャレンジ」(チャレンジセンター)、「東海散歩」(学生会)、「TOKAI× MUSEUM GO !!」(課程資格教育センター)、「To-Collabo エキシビション」(To-Collabo 推進室)、「湘南マルシェ」(3 市1 町協力)、「親子で楽しむ防災広場」(安心安全事業)、「世界一行きたい科学広場」(2015 年度地域志向教育研究経費事業)の9 つの取組みで約50 プログラムとなった。当日は市民1,500 名ほどの来場者に恵まれ、老若男女様々な周辺住民の方に湘南校舎を訪れていただき、教職員や学生との交流が見受けられた。当日参加した教職員は約100 名、またサポートした学生も約200 名となり、地域
の大学としての印象が高まった。
 今回、多数の教職員・学生が参加したことで、大学が行う地域連携の取組みについての理解が深まったことが最大の成果と考えている。様々な事務系部署がかかわる委員会の立ち上げやTo-Collabo 推進室スタッフや各取組での教職員・学生の積極性を通じ、学内関係者が大学にとっての地域連携の意味や価値が実感できたことが大きな収穫であった。またこの成果は、東海大学新聞をはじめ学内のメディアに取り上げられ、かつ3 市1 町の協力により参加した組織団体や当日来場した地域住民においても、地域連携に取り組む本学への期待につながった。
 全国連動型の取組みとして実施した他校舎の成果については「地域志向教育研究経費」の事業として報告する。

  • 取組テーマ:大学開放
  • 対象者  :指定なし
  • 連携自治体:伊勢原市、平塚市、秦野市、大磯町、熊本市、南阿蘇村