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2016年度 [ 地域志向 ] 札幌市南区の再発見と活性化;世代を越えた活動と大学の知の貢献

2016年度 [ 地域志向・概要 ] 札幌市南区の再発見と活性化;世代を越えた活動と大学の知の貢献

取組代表者

竹中 践 【生物学部生物学科 教授】
(札幌校舎)

共同取組者

平木 隆之(国際文化学部国際コミュニケーション学科 教授)、伊藤 大介(国際文化学部国際コミュニケーション学科 主任教授)、田川 正毅(国際文化学部デザイン文化学科 主任教授)、竹中 万紀子(生物学部生物学科 准教授)、河合 久仁子(生物学部生物学科 准教授)、平野 庸彦(札幌事務課企画調整担当 特任職員)

取組の概要

08.takenaka01 国際文化学部を主体とした企画として、「家族で楽しめる、東海大学のふれあい体験。」を実施した。その中の「Active English 英語で遊ぼう!」は、小学校の親子が参加して、英語ネイテイブの教員が中心となり、簡単な英語を使いながらの物語やゲーム、粘土を使った工作、体育館での遊びを行い、最後に「表彰式」で締めくくった。もう一つの「パラパラまんが装置を作ろう!」は、デザイン文化学科の工作室でパラパラまんが装置を作り、動く絵を描いた。クラフト作りにも挑戦し、パラパラまんがを見せ合って交流した。
 生物学部を主体とした企画として、「夜のいきもの観察会」(南区もいわ地区センター共催)、「ヒグマとはどんな生き物か」、「南区の自然探訪 バスで巡る川の流域」を実施した。「夜のいきもの観察会」は、地域の親子の参加で、札幌校舎の光風園で夜の生き物観察を行った。蛾や甲虫を採集するライトトラップ、コウモリ用のトラップを体験して、夜行性昆虫の習性等を学んだ。「ヒグマとはどんな生き物か」は、ヒグマ問題の専門家の山本牧氏を講師に、ヒグマの習性と注意点を学んだ。頭骨、毛皮、足跡見本を使ってヒグマの大きさを体験した。「南区の自然探訪 バスで巡る川の流域」は、小学校の親子の参加で、札幌校舎の近くを流れる豊平川の流域をバスで巡って南区の自然の広さと流域の変化を体験した。自然や自然と人との関わりを写真に撮って記録することを学んだ。また、生物学科教員が作製した耐水用紙の図鑑を使って自然観察した。どの企画も教員と学生が一緒に、地域の親子と交流した。

取組の成果

 札幌校舎では、札幌市、札幌市南区、地元の小学校、地区センター、町内会等とともに多くの行事開催、ボランティア活動、交流活動を展開してきている。札幌校舎でのラベンダー祭り、自然観察、除雪福祉プロジェクト、スポーツ教室開催等、多くの実績がある。南区は高齢者人口の割合が高い一方で、自然環境に恵まれ、社会教育やレクリエーション施設が充実している。その南区にある札幌校舎が地域貢献を活発に行う意義は大きく、それらを日常化して行くことをめざす。今年度の本事業は、英語、デザイン、自然といった札幌校舎の特徴のいくつかを活かした地域活性化の試みを実施した。大学教員が学生とともに地域活性化に貢献する活動を校舎として更に進めることができた。

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  • 取組テーマ:大学開放
  • 対象者  :指定なし
  • 連携自治体:札幌市南区(南沢地域、藻岩地域)