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2015年度 [ 地域志向 ] 世代を超えた知の共有と育成を目指した地域連動型教育プログラムの構築

世代を超えた知の共有と育成を目指した地域連動型教育プログラムの構築

取組代表者

福﨑 稔 【高輪教養教育センター教授】
(高輪校舎)

共同取組者

千賀 康弘(海洋学部海洋地球科学科 教授)、渡辺 晴美(情報通信学部組込みソフトウェア工学科 教授)、濱本 和彦(情報通信学部情報メディア学科 教授)、村松 香織(情報通信学部・高輪教養教育センター准教授)、田丸 智也(情報通信学部・高輪教養教育センター准教授)、福原 雅朗(情報通信学部組込みソフトウェア工学科 講師)、田中 紀代子(情報通信学部・高輪教養教育センター講師)、小村 和彦(情報通信学部経営システム工学科 准教授)

取組の概要

本研究の目的は、大学が有する知的資源を活用して子ども向けの教育プログラムを作成し、これを全国規模で地域を巻き込んで実施するための方策を検討することである。昨年度までに授業コンテンツの作成運営に関して一定の成果が得られ、教育手法の確立における一連の行程について確認が完了した。今年度は遠隔授業の手法を取り入れた教育コンテンツのキャンパス間相互利用方法の確立と、これまでに作成した教育コンテンツの持続的、効果的運営方法の確立、さらに新規コンテンツの開発を行う。

取組の成果

 子どもカレッジの取り組みでは、チャレンジセンター科目、学科ゼミ科目の中で、すべて正規の授業科目として実施した。プロジェクト実践B,C,Dとして、それぞれ 「音あそび」、「体育あそび」、「英語あそび」、また情報通信学部4学科のゼミ、卒業研究科目の中で、子どもカレッジに参加している児童向けの教育プログラムや高輪地域自治体、町会主体の教育プログラム、イベントに参加し、アクティブラーニングの実践的教育プログラムとして実施することができた。開講準備や広報活動、児童との関わりを通じて、学生のvoluntarismの醸成に役立っている。今後も参加学生、利用児童の増加を目指して運営する。
 また今年度は湘南校舎チャレンジプロジェクトであるサイエンスコミュニケーターと協力して、高輪台小学校PTAイベント「遊ぼう!学ぼう!高輪台」、高輪地区総合支所「輪い輪いまつり・あっぷリング高輪フェスティバル」に授業科目の取り組みとして参加した。さらにTo-Collabo「大学推進プロジェクト・安全安心プロジェクト」、「科学コミュニケーション活動を通じた地域活性化プロジェクト」、近隣3商店会16町会の協力の協力を得て「高輪まつり2015-防災・減災を考える交流会-」を開催した。
 新規の取り組みであるシニア層の活動場所の提供に関しては、港区役所高輪総合支所、シルバー人材センター、介護予防センター、明治学院大学の協力を得て、2015年9月1日より、港区交流活動ネットワーク交流会として毎月水曜日に定例会の場を実施している。また子どもカレッジと共存して地域シニア層が利用することで、世代を超えた知の育成を実現する場としての成長が始まっている。

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  • 取組テーマ:大学開放
  • 対象者  :指定なし
  • 取組タイプ:教育
  • 連携自治体:港区・静岡市