神奈川県の黒岩知事による「白熱教室」を開催しました
学長室公開セミナー「黒岩知事の白熱教室『メッセージ力の高め方』~大学教育に期待するもの~」を、1月27日に湘南キャンパスの松前記念館講堂で開催しました。本学は、平成25年度の文部科学省公募事業である「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択されており、本セミナーはその一環として、本学のさまざまな「知」の地域への還元や大学開放を企図し、地域課題に関する講演や地域活性化につなげることを目的に企画されたものです。
また、本学は神奈川県との包括協定締結に向けて現在準備を進めており、本セミナーは協定締結へのキックオフとも位置付けられた記念すべきイベントです。当日は湘南キャンパスのほか、札幌、旭川、高輪、代々木、伊勢原、沼津、清水、熊本、阿蘇の各キャンパスともテレビ会議システムでつなぎ、全10キャンパスで地域住民や学生、教職員など約530名が聴講しました。
セミナーは神奈川県の黒岩祐治知事が講師となり、来場者との対話形式で実施。「一番大切にしている言葉」に関するアンケートをもとにした意見交換と、学生による公開模擬面接を見た上でその改善点などを語り合う2部構成で進められました。黒岩知事はメッセージ力を高めるヒントとして“要するに”という言葉を紹介した上で、「限られた時間の中で自分の思いを相手に伝えるには、あれもこれもと欲張ってはダメ。“要するに”と簡潔にまとめることで、自分の言いたいことを相手にしっかりと聞かせることがポイントです」とアドバイス。また、「“手は口ほどにものを言う”ということわざがあるように、身振り手振りを交えて話すと、集中して聞いてもらえます」など、知事自身が日ごろから実践している“メッセージ力の高め方”を具体的に紹介しました。
参加した学生からは、「知事ご自身が他人に『要するに、あなたはどんな人ですか?』と聞かれたらどうお答えになりますか?」といった質問や、「知事が実際に話している姿を見て、内容だけでなく身ぶり手ぶりも重要だということに気づかされました」「今日学んだことをこれからの就職活動に生かしたい」といった意見も飛び交い、“白熱教室”という名にふさわしい熱気にあふれるセミナーとなりました。