To-Collaboプログラム公開シンポジウム(2/27開催)開催報告

「パブリック・アチーブメント」型教育をテーマに公開シンポジウムを開催しました

東海大学To-Collaboプログラム公開シンポジウム「『パブリック・アチーブメント』型教育の高等教育における可能性」を、2月27日に東京・霞が関の東海大学校友会館で開催しました。本学では「To-Collaboプログラム」に基づき全学で教育改革を行い、理論と実践を融合した「パブリック・アチーブメント」型教育によって、全国に共通する課題を解決するための人材育成を目指しています。当日は全国のキャンパスから集まった教職員や他大学の関係者ら約110名が出席しました。

開会にあたり、To-Collaboプログラム運営委員会委員長を務める山田清志東海大学副学長が、「パブリック・アチーブメントという概念は日本ではまだ一般的には知られていませんが、本学では教育の柱として全学的に取り入れることで、全国に共通する課題を解決するための人材を育成していきたいと考えています。本日の講演を今後の活動の糧としてください」とあいさつ。続いて東京大学大学院教育学研究科の小玉重夫教授が「シティズンシップ教育におけるパブリック・アチーブメントについて」、アメリカのオーグスバーグ・カレッジのデニス・ドノヴァン氏が「米国の高等教育とパブリック・アチーブメント」をテーマにそれぞれ基調講演を行いました。

小玉教授は、“官”といわれる人だけが担うのではなく、教育・子育て・防災・医療などに地域でかかわっている市民自身が担い手となる「シティズンシップ(公民制・市民制)」の政策化に向けた動きが、日本でも10年ほど前から進んでいることを紹介。その上で、「ものを考える市民をいかに育てるかが、これからは重要になってくる」と語りました。またドノヴァン氏は、若者が社会活動を通して民主社会における市民性を獲得していくための実践および、そのための組織と学習プログラムである「パブリック・アチーブメント」について、アメリカでの実践事例を説明。「パブリック・アチーブメント型教育は世界20カ国以上で普及していますが、日本ではまだ本格化していません。日本でこのようなシンポジウムが開かれた今日という日は歴史的な日であり、この場にいられることをうれしく思います。今後は東海大学がパブリック・アチーブメント型教育の日本におけるリーダーとして、その普及に努めてほしい」と語りました。

その後、東海大学チャレンジセンター所長の梶井龍太郎教授(教養学部)がコーディネーター、ドノヴァン氏がコメンテーターとなり、パネルディスカッション「日本の高等教育におけるパブリック・アチーブメント型教育導入の可能性について」を実施。株式会社三菱総合研究所プラチナ社会研究センター主席研究員の松田智生氏、海洋学部の平木隆之教授、チャレンジセンターの堀木麻由子講師、小玉教授の4名のパネリストが意見を交換しました。

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