2015/1/27(火)に
東海大学と神奈川県が包括連携協定を締結しました
東海大学では湘南、伊勢原の両キャンパスなどがある神奈川県と包括連携協定を締結。1月27日に神奈川県庁で締結式を行い、黒岩祐治知事と山田清志学長が協定書を取り交わしました。この協定は、複雑かつ多様化している地域の課題に適切に対応し、より幅広い分野での連携を図ることで地域社会の発展に寄与することを目的としています。教育・研究・文化の振興をはじめ、地域医療の充実や再生可能エネルギーの導入、まちづくりや地域活性化、人材の育成に取り組んでいきます。今後、両者が役割分担を明確にしながら、「『未病を治す』取り組みの増進」「県西地域の観光開発等」「再生可能エネルギー等の導入促進」といった事業を推進していきます。
締結式には、黒岩知事と山田学長をはじめ、本学の川上哲太朗副学長、梶井龍太郎学長補佐、内田晴久教育支援センター所長ら関係者、新聞社などの報道機関が多数出席。まず黒岩知事が、「東海大学との協定締結を大変心強く、うれしく思います」とあいさつし、「神奈川県では、来るべき超高齢化社会を乗り越えるために、県全域が政府から国家戦略特区に認められた『ヘルスケア・ニューフロンティア』としての活動を展開しています。これは最先端の医療技術の追求と『未病を治す』取り組みを融合させながら健康寿命を延ばそうというものです。東海大学は医学部付属病院を中心に、これまでも未病を治す取り組みを行ってきており、さらに最先端医療も兼ね備えています。また、2011年3月の東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故を経た課題としてエネルギーの問題もあり、原発に頼り切らないエネルギー体系をつくるための『かながわスマートエネルギー計画』を進めています。その面でも、東海大学はソーラーカーレースで数々の実績を上げており、さらに近年注目が集まっている水素エネルギーの専門家も多い。協定を通じて新しい分野でも連携を深めていきたい」と期待の言葉が寄せられました。
続いて、山田学長が、「本学では昨年度、文部科学省の『地(知)の拠点整備事業』に採択を受けた『To-Collaboプログラムによる全国連動型地域連携の提案』として、地域連携の中で学生をどう育成するかという活動を展開しています。全国にキャンパスを有する大学として、さまざまな自治体と連携協定を結び、地域貢献活動に取り組んでいます。今回、本学でもっとも規模の大きい湘南キャンパスのある神奈川県と協定を結べたことは大変意義深いことと考えています。皆さまの期待に応えると同時に、学生教育の面でもさらに発展していきたい」と期待を語りました。
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