地域が一体となった「防犯研修ワークショップ」が開催されました

2016年2月6日(土) 秦野市広畑ふれあいプラザ(秦野市立広畑小学校内)にて


平成27年度大根地区第2回 防犯研修ワークショップ

が開催され、木村 英樹To-Collabo推進室長がファシリテーターを務めました。

160206 bohan-kensyukai 01

本研修ワークショップは、大根地区自治会連合会(高橋栄一会長)が主催したもの。今回は、大根地区における自転車盗難事件を減らすことをテーマとして、各自治会長や防犯担当者、防犯指導員、秦野市役所くらし安心部くらし安全課職員、秦野警察署生活安全課員らが参加者しました。また、地域の学生を代表して神奈川県立秦野高等学校の生徒会から4名、本学チャレンジセンターのキャンパスストリートプロジェクトから9名が参加するなど、地域から総勢約40名が集まりました。

防犯研修では、高橋会長より、開会の趣旨についての説明と自転車盗難事件が多い実情について紹介があり、続いて木村英樹To-Collabo推進室長がファシリテーターとなって、ワークショップが始まりました。まず、秦野市と秦野警察署の担当者から、自転車盗難事件の発生件数、場所、時間帯、自転車の種類、鍵の施錠状態、行っている対策などについて説明がありました。その後、参加者が4つのグループに分かれて、まずアイスブレークとして自己紹介などが行われ、その後、盗難事件が起こる原因についてブレインストーミングによる抽出作業および分類が行われました。次のフェーズでは、盗難事件を減らすためのアイデアをグループディスカッションによってまとめ、最後にグループごとに方策を提案し合いました。

本研修に参加したキャンパスストリートプロジェクトの福田尚史さんは、「地域でこのような研修が行われているのをはじめて知りました。グループワークを通して地域の方々の生の声を聞くことができ、普段取組んでいるプロジェクトでの活動以外に“地域発の催し”にも参加する大切さを改めて感じました。どうしても身内同士になりがちなこのような会に、僕たちのような学生や若い人をもっと巻き込んで、地域の中に新しい視点を持ち寄ることができればいいなと思いました」と語りました。

ファシリテーターを務めた木村室長は「地域の課題について、住民、行政、警察、学校などから、多世代にわたるステークホルダーが一同に集い、話合いの場を持つことで解決に向けた取り組みにつなげる活動は、まさに本学が推進する社会連携活動の理想型です。自転車盗難という問題だけでも、防犯意識の啓発から技術的な開発、心理的な要因の除去など、多様なアイディアがこんなにも地域から湧き上がってくるのだなと、改めてこのような機会の重要性を感じました。これからも地域連携活動であるTo-Collaboプログラムを強力に加速していきたい」と話しました。

160206 bohan-kensyukai

関連ページ

こちらも合わせてご覧ください。
神奈川県立秦野高等学校 公式ホームページはこちら
◇ To-CollaboプログラムのFacebookページはこちら