2016年4月30日(土) 東海大学サテライトオフィスにて
地域連携講座
「音楽療法ってなに? ~音楽を使って、毎日を楽しく、健康に~」
を開催しました。
講師:
近藤 真由 (東海大学教養学部芸術学科准教授)
本学教養学部芸術学科学生 6名
「音楽療法とは何か」について近藤先生の解説から講座がスタートし、音楽が我々の身体にもたらす心理的・身体的・社会的効果や、音楽療法の目的・方法についてお話いただきました。好きな音楽を聴いてリラックスできる、カラオケで歌ってストレスを解消する、楽器を演奏して気分転換をはかる等の音楽がもつ効用・効果を応用して、怪我や障がいで自由に動けない方、運動できない方、発達障害や精神疾患の方、高齢者の方のために、専門の音楽療法士によって音楽療法が行われているそうです。対象者の症状や回復・向上を狙う機能など様々な目的に応じて、療法に用いる方法も異なり、すべてがオーダーメイドで行われているのが音楽療法の特徴であると、これまでの研究からわかった効果などの詳細とともに説明がなされました。続いて、音楽療法士を目指す学生6名によるワークショップが行われました。「みかんの花咲く丘」を全員で合唱したり、段々とアップテンポになるメローディーに合わせて「早口言葉」を歌ったり、「明日があるさ」や「365歩のマーチ」の曲に合わせ手足を動かし足踏み運動を行ったり、最後には受講者全員に渡されたトーンチャイムでの合奏を行なう等、音楽療法セッションを体験しました。受講者の皆さんは、とても楽しそうに元気よくプログラムをこなされ、知らず知らずのうちにリラックスでき、そして周囲とのコミュニケーションも自然に取ることができるという“音楽療法”の効用・効果を体感されたようでした。
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