「湘南里川づくり第16回個人会員交流会」
が開催され、地域住民ら12名が参加しました。
2016年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト「エコ・コンシャス計画 環境保全事業」(代表: 藤野 裕弘 教養学部人間環境学科自然環境課程教授)の活動の一環として行われたイベントです。
金目川水系を里川として後世に残すべく設立された『湘南里川づくりみんなの会』は、金目川水系で活動する団体が加盟する組織ですが、どの団体にも所属せず里川づくりの趣旨に賛同する地域住民の方々も個人会員として活動に参加されています。
その個人会員の方々が『個人会員交流会』として、勉強会や情報交流を行っており、今回は藤野教授指導の下、松本 晃一(伊勢原研究推進部伊勢原研究支援課 職員)がコーディネーターとして参加。また、「環境保全事業」の今年度実施予定の取り組みの中に参加し、卒業研究や修士論文研究にも生かそうとする学生がこれからの取組について発表し、集まった参加者からの意見を求めました。さらにこれから開催予定のイベントの支援者となってもらうべく、参加・協力を求めようと発表の中でアピールしました。
今回発表した学生の中には、学外の方へ向けた発表が初めてで、このような機会に不慣れな学生もいましたが、参加者からは積極的にコメントをいただきました。取組みをよりよくしていこうという参加者らの発言や雰囲気を学生たちも感じ取っているようでした。また、参加者からは、普段触れ合うことがなかなかない学生たちと交流でき、参加者自身が金目川水系で取り組む際に感じる問題点の共有につながり、非常に貴重な機会であったとの声をいただきました。一方で、「学生さんの取り組んでいるテーマについて知ることができ良かったが、私たちが一緒に関われそうな事として何があるのかもう少し具体的になっていけば良いと思う。」との声も寄せられました。学生たちからも「今回の交流会を終えて非常にモチベーションが上がりましたが、支援者側の意見をもっといただけるよう改善していきたい。」との声があがりました。
今回の発表により、今後協力できるイベントについてはぜひ協力したいと『湘南里川づくりみんなの会』個人会員の方々から支援について快諾をいただきました。今回の交流会のように学生との交流の機会を継続的に設けながら、最終的には来年1月に開催される「湘南里川づくりフォーラム」への報告も視野に入れてはどうかとのご意見もいただきました。今後について「参加できる具体的な提案を行い、協力しながら実施していきたいと考えています。」と藤野教授は述べています。また、今回コーディネーターを務めた松本さんは「今後のイベントの実施にあたっては、もう少し準備を整え、実施側ニーズと支援者側ニーズをマッチングできるよう事前のコーディネートも必要となってくるだろう。」と今後の課題についても言及。学生たちの奮闘にも注目です。
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