2017年2月4日(土)、25日(土)東海大学サテライトオフィスにて
地域連携講座
「認知症サポーター養成講座」
を開催しました。
主催:東海大学教養学部人間環境学科社会環境課程 堀研究室
講師: 学生(キャラバンメイト有資格者)
今回が今年度最後の開催となりました。厚生労働省の推進する「認知症サポーターキャラバン」の標準テキストにそったプログラムを用いて、キャラバンメイトの資格を有した教養学部人間環境学科社会環境課程 堀研究室に所属する学生たちが講師を務め、地域住民とともに認知症について理解を深めようと10回にわたり実施されてきました。毎回幅広い年齢の方々が受講され、地域の青年会に所属している20代男性の方や、引っ越して間もない主婦の方など、多くの方々が認知症について学びたいと参加していただきました。
講座を担当してきた学生たちは、司会進行、内容説明、撮影、グループワークサポートと役割分担を行い、誰にでもわかりやすい講座にしようと努めてきました。回を重ねるごとに講座の進行もスムーズになり、受講者の方々とのコミュニケーションにも笑顔が多くみられるようになりました。
学生たちが工夫を凝らしたグループワークでは、活発な意見交換が行われ、受講者の方々の体験談など、様々な話が飛び交いました。平成25年度、徘徊による行方不明者は1万322人にのぼるそうです。認知症の方がいらっしゃるご家庭には、「認知症の家族がいる」ことを公表してくださる場合とそうでない場合があり、公表することで、自宅の近所で迷うことが少なくなるといったお話も聞かれました。
地域全体で認知症への理解を深め、正しく理解・対応できる輪が広がれば、自分自身に限らず家族が認知症になっても、安心して暮らせるようになるのではないでしょうか。学生たちも、自分たちに関わりの深い地域がそうなっていくことを願って活動してきました。また、To-Collaboプログラムとしては、大学と地域の接点をこの講座を通してまた増やすことができたのではないかと考えています。
受講いただいた皆さま、サポートいただいた方々、ありがとうございました。
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