2016年7月30日(土) 東海大学サテライトオフィスにて
地域連携講座
シリーズ「ロシアの人々と社会」
第2回「ロシア語という言葉」
を開催しました。
講師:山下 万里子 (東海大学名誉教授・日本対外文化協会理事)
シリーズ「ロシアの人々と社会」第2回目は「ロシア語という言葉」をテーマに、スラブ系諸民族が話す言語の中のロシア語の位置、帝政ロシアからソ連時代と現在に至る時代毎のロシア語の変遷について、山下先生よりわかりやすい解説がなされました。ロシア語の母語話者数は世界で8番目に多いのですが、現在、カザフスタンやウズベキスタンではロシア語は第2言語となりロシア語離れの現象が起きているそうです。帝政ロシアの貴族がフランス語を使っていた時代の詩人・作家であるプーシキンが現代ロシア語を確立したとされており、プーシキンの作品は、現在ロシア人が書いたり話したりしている言葉で書かれているそうです。最後には山下先生がプーシキンの詩をロシア語で朗読され、受講者の皆さんは先生が読み上げる声に静かに耳を傾け、詩の意味は解らずとも、そこにロシア語のリズムや韻を感じ取っている様子でした。受講者の皆さんからは「次回の講座が楽しみです」との声が多く寄せられました。
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