2016年10月14日(金)　東海大学サテライトオフィスにて

地域連携講座
シリーズ「まちの先生」
第3回「丹沢でステップアッププラス ～災害時にも役立つ体づくりと登山スキル～」

を開催しました。

講師：下田 栄次　(あべ整形外科　理学療法士)　　

　第3回目となったシリーズ「まちの先生」は、あべ整形外科の下田先生を講師にお招きしました。下田先生は、日々の勤務のかたわら地域活動を積極的に行っており、山岳救助隊や防災アドバイザーの経験も豊富です。今回は、秋山シーズンを迎えた今こそ経験を活かして地域の皆さまにお話しいただきたいということで、中高年の方に人気の登山やハイキングでの注意点や、突然の災害時にも役立つ体づくりについて、実技を交えながら詳しく解説いただきました。
　まずは、適切な山登りの準備には、普段のストレッチ（ある筋肉を良好な状態にする目的で筋肉を引っ張って伸ばすこと）とコンデショニング（身体の調子が整うことを目的とした運動を行うこと）が重要であると語られました。さらに、山登り用のストレッチも取り入れることで、山での疲労を防ぐことができると話されました。
　実技指導では、複式呼吸や背中のストレッチなどを実演いただきました。ゆっくりと無理せずに行うことが重要であるとの説明に、受講者の皆さんはリラックスした表情をみせ、身体に覚えこませるように体験していました。実技指導が終わると、「自分の体調にあった運動を日頃より心がけて、事故に合ったりすることなく、登山を楽しんでください」と締めくくられました。
　受講者の皆さんからは「実際にトレーニングを体験でき、楽しく聴講できました」「ストレッチの大切さを再確認できました」などの声が寄せられました。

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