2017年8月23日(火) TOKAIクロスクエアにて
地域連携講座
「科学捜査を体験しよう!!」
を開講しました。
講師
東海大学教育支援センター 技術支援課職員
東海大学教育支援センターの技術支援課職員4名が講師を務め、小学4〜6年生を対象に夏休みの科学実験教室が開催されました。「科学捜査を体験しよう!!」と題したこの講座には親子5組が参加し、用意されていた白衣を着用し、本物さながら科学捜査員になりきった子どもたちは「指紋採取」と「血液反応」を体験しました。
指紋採取の実験では、薬品の化学反応と専用のパウダーを用いて、指を押し当てたアルミホイルや紙、ビーカーから指紋を採取。指紋の種類はおおよそ3種類に分けられるという職員からの説明を受け、子どもたちは自分の指紋はどの種類に当てはまるのかじっくりと観察していました。
会場を暗くして行われた血液反応の実験では、まずは「ルミノール」を使用した反応液(血液の成分に触れると発光する特殊な液体)を、実際の科学捜査で血痕の鑑識に使われる技術を用いて作成。代用血のりにその反応液を垂らすと液が触れた部分が青白く発光し、不思議な光景に子どもたちは興味津々の様子でした。
また、用意された3種類の液体に反応液をたらし、どの液体が血液の成分を含んでいるのか観察を行いました。実は絵の具を水に溶かしただけの代用血のりそっくりな液体がどれなのか、見た目ではなかなか判別できかった子どもたち。技術を用いることであっという間に結果を導き出せることに驚きながら、科学の技術の力を肌で感じ取っている様子が印象的でした。
最後には「おまけ実験」が用意されました。色とりどりの蛍光液と発色液が入った試験管が配られ、その2つの液体を混ぜるとキラキラと発光。お祭りや音楽ライブなどでおなじみの光る棒と同じ原理で、その色鮮やかな光に子どもたちは大いに盛り上がっていました。夏休みの良い思い出になったようです。
保護者の皆さんからは「子どもにも分りやすい内容でとても楽しく体験できました」「科学に興味が湧く入り口としてとても良い企画だと思います」などの声が寄せられました。
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