-地域志向・湘南キャンパス-『東海大学芸術学科公開講座』 を開催しました

2014年度To-Collaboプログラム 地域志向教育研究経費 採択課題
「芸術による大学開放を目的とした多世代交流の創出」
(代表:池村明生 東海大学教養学部芸術学科教授

の活動報告です。


11/8(土)~11/29(土)湘南キャンパスにて


東海大学芸術学科公開講座


(全4回)を開催しました。



主催:東海大学教養学部芸術学科
講師:東海大学教養学部芸術学科講師/芸術学科学生

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 この取組は将来の高等教育機関の課題である地域高齢者を主対象とする生涯学習をテーマに、教育・研究・社会貢献を行うものです。国内各地に校舎が点在する東海大学において湘南校舎・札幌校舎を中心に熊本校舎も含めた全国連動型地域連携を行い、市民向けオープンキャンパスや地域高齢者を対象とした生涯学習講座を通じて、教育課程における大学開放および社会貢献活動として継続することで、高齢者と若者の多世代交流を行うことを目標としています。
 また、この取組を実践する事によって、全国各地に点在する芸術系大学・学部および芸術系にかかわる教育大学等における芸術を通じた社会貢献活動のモデルケースとして機能する事を目指します。

 
教養学部芸術学科では11月8日から29日まで湘南キャンパスで「大学で学ぶ、芸術を学ぶ。東海大学芸術学科公開講座」を開催しました。今回の講座は、地域貢献とともに本学科が独自に想定した「高齢化が進む地域社会に開かれた大学の将来像」に向けて、どのような取り組みが可能であるか検証することを目的とし、音楽、美術、工芸の3講座をそれぞれ4回シリーズで開講。平塚市・秦野市・伊勢原市・大磯町在住の50歳から86歳までの25名が参加しました。

音楽学課程の二宮洋教授の指導のもと、「クラシック音楽をわかって楽しむ」と題して開講した音楽講座は13名が受講。二宮教授による講義や、大学院生による演奏指導を行い、受講者がピアノの演奏に挑戦しました。美術講座は「銅版画の世界と作品制作」と題し、美術学課程の河野孝博教授が5名の受講生にメゾチントによる銅版画の実習授業を展開。制作活動を通じて版画の奥深さを伝えるだけでなく、講座ごとの課題に受講者全員が熱心に取り組みました。「日本の美と陶芸下絵付け体験」と題した工芸講座では、美術学課程の斎藤昌利講師が日本の陶芸作品を中心に講義し、デザイン学課程の森本忠夫准教授と青柳豊和技術員が陶芸と下絵付け実習を担当。7名の受講生が制作した作品の講評会も実施しました。

最終日となった29日には修了式も行い、各講座を担当した教職員から受講者一人ひとりに修了証書を手渡しました。デザイン学課程の池村明生教授は、「全4回の講座を無事に終えられてほっとしています。受講者の方々が一生懸命取り組んでいる姿を見て、開催してよかったと思いました。大学はこれから地域の皆さんとより連携していかなくてはいけません。今回のような講座を続けていくことが大切だと思います」と語りました。参加者からは、「先生方やアシスタントの大学院生の方々が丁寧に教えてくださり、学生気分になって本当に楽しく受講させてもらいました」「絵画や書道を趣味にしていたので、本格的な技術を学びたいと思って参加しました。いい勉強になりました」と話していました。

なお、来年1月21日から24日まで小田急線・東海大学前駅南口の東海大学サテライトオフィスで公開講座の展覧会を開催します。受講者が制作した版画や陶芸作品を展示するほか、音楽講座の様子などを映像でも紹介する予定です。ぜひご来場ください。

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