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2014年度 [ 地域志向 ] 海洋資源開発の拠点港づくりに関する社会連携システムの構築

海洋資源開発の拠点港づくりに関する社会連携システムの構築

取組代表者

篠原 正人 【海洋学部海洋フロンティア教育センター】
(清水校舎)

共同取組者

清水賀之(海洋学部海洋地球科学科)

取組の概要

静岡市清水港は、将来太平洋岸沖において開発される予定のメタンハイドレートや希少金属の採掘現場海域と陸側を連絡するサプライボートの基地・拠点のひとつとして大きな可能性を有している。このことから民間港湾事業から多いに注目を集めている。一方、静岡市(行政)は、清水港を地域振興の拠点として捉え、清水港ビジョンを策定しているが、港湾研究者、企業体及び市民を含めた共同参画型のプランとはなりえていない。本プロジェクトは、港湾整備事業に必要とされる設備、組織・人材について、地方自治体、民間事業、港湾研究者が双方に意見交換を図り、さらに一般市民を交えて「みなとづくり」を考えていく、新しい公共の場を構築していくものである。

取組の成果

本企画における公開討論会や公開セミナーの立案に対して具体的な計画を関係者と協議することを通じ、地域振興のひとつのモデルを構築する教育機会となった。また港湾都市という地域特性を学生自らが理解しうる機会を提供することにより、将来開設予定の科目「地域理解」の実施にあたってのひとつのモデルとなりうる。 地域への波及としては、以下の点が挙げられる。

本計画により海事研究の知見を取り入れた「みなとづくり」のシステム構築が進むこととなる。
静岡市を中心とした駿河湾港を囲む地域の経済振興計画に大きく寄与できる可能性を確認した。
今後、海洋資源採掘のためのオフショア支援船基地とする港湾プロジェクトの作成に大きく貢献できることとなる。
海洋資源採掘拠点事業が静岡地域にとって大きな経済効果を生むことについて、政治家・行政・企業・市民・学生の理解を十分に得られた。
東海大学海洋学部が海洋資源開発という国家プロジェクトのあらゆる側面で大きな貢献をすることができるということを、地域の人々に明確に示すことができた。

  • 取組テーマ:ブランド創造
  • 対象者  :指定なし
  • 取組タイプ:社会貢献
  • 連携自治体:静岡市