To-Collabo市民セミナーで読売巨人軍・原監督と菅野選手が講演しました
1月8日に本学湘南キャンパス2号館大ホールにおいて、To-Collabo市民セミナー「Legend~受け継がれる夢、そして挑戦」を実施いたしました。本学は、平成25年度の文部科学省公募事業である「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択されており、本セミナーはその一環として、本学のさまざまな「知」の地域への還元や大学開放を企図し、地域課題に関する講演や地域活性化につなげることを目的に開催したものです。今回は、本学卒業生でプロ野球・読売ジャイアンツの原辰徳監督(政治経済学部1980年度卒)と菅野智之選手(体育学部2012年度卒)の対談形式で実施。地域の方々を始め、旭川、札幌、高輪、代々木、清水、熊本、阿蘇の各キャンパスともテレビ会議システムでつなぎ、8キャンパスで学生や教職員など2177名が聴講しました。
昨年、読売ジャイアンツをセ・リーグ連覇に導いた原監督は、「東北楽天ゴールデンイーグルスとの日本シリーズも死力を尽くして戦いましたが、3勝4敗で日本一は逃す結果に終わってしまいました。今年、ジャイアンツは創立80周年の節目を迎えます。いいスタートを切って勢いをつけたい」と誓いました。一方、菅野投手はルーキーながら先発としてチーム最多の13勝を挙げ、「最後まで先発ローテーションを守れたことはよかった。今年はすべての数字で昨年を上回る活躍をしたい」と決意を表明。また、今回のテーマである「夢」について、38歳で現役を引退した原監督は、「ユニフォームを脱ぐことで1つの夢が終わりましたが、終わりたくないとの思いから引退試合で“僕の夢には続きがあります”と言いました。夢を持つことが大事だし、自分でも描こうと思ったから。野球の指導者は、チームから招かれてなることができるものです。夢は他動的な部分も多くありますから、自分が自分がというのではなく、周りの人にお世話になり、感謝することが大切です」と学生たちへ語りかけました。
対談後には、体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の学生有志が企画したサイン入り写真パネルやボール、菅野投手が日本シリーズで着用したユニフォームが当たる大抽選会を実施。湘南キャンパス以外の会場を対象にしたサインボール抽選も行ったほか、学生が制作したメッセージビデオも上映しました。学生リーダーの1人である石原夢花さん(2年次生)は、「北海道から九州まで、多くの方々に楽しんでいただけるイベントにしようと企画しました。原監督と菅野投手が東海大学に在籍していたころの写真や、他の部活動などで活躍する選手たちの写真も交えたメッセージビデオや、今回のセミナー全体を通して、来場してくださった方々が夢に挑戦する気持ちを持ってもらえたらうれしいです」と語りました。最後に原監督と菅野投手が、「ここでまたいい報告ができるように頑張りますので、応援をよろしくお願いします」と話し、会場は大きな拍手に包まれました。