2015年11月5日(木) 東海大学サテライトオフィスにて
地域連携講座
「正しく怖がる放射線講座」
を開講しました。
講師:吉田 茂生 (東海大学工学部原子力工学科教授)
今回の講師は、放射線計測学・放射線影響学をご専門とされる吉田先生が務めました。講座冒頭で、物理学者である寺田寅彦の「ものを怖がらなさ過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることはなかなかむつかしい」という名言を紹介され、五感で感じることの出来ない放射線を測定器を介して目で見、音で感じて欲しいと、今回講座を開くにあたっての先生の思いを述べられました。先生の解説のもと、クルックス管で電子が飛ぶ様子や、室内の空気を吸引した掃除機の吸引口に取り付けた布から出る放射線感知の音など、受講者らは目で見、音で感じとっている様子でした。現実には医学・工業・農業等の身近な分野で放射線が利用されていることや、大気中には自然放射線もあり、人間は体内に7000ベクレルの自然放射線を持っていることなど、「放射線」について正しい認識が出来るよう解説がなされ、受講者のみなさんは真剣に聴講されていました。
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