「里川の水辺の生き物を観察しよう」
を開催し、全回通して学内外から約150名が参加しました。
2015年度To-Collaboプログラム 地域志向教育研究経費採択課題「世代間共生にむけた環境NPOとの連携による環境教育の実践と検討」(代表: 藤野 裕弘 教養学部人間環境学科自然環境課程教授 共同取組者:藤吉 正明 教養学部人間環境学科自然環境課程准教授)の活動の一環として行われました。
秦野市の里川周辺に生育もしくは生息する水辺の生き物の種類や、それらの役割及び大切さを伝えることを目的として開催されました。秦野市の柳川にある「生き物の里」を観察場所として、その近隣の小学校(秦野市立上小学校)の3年生11名に対して、環境教育を実施。野外教育活動3回と観察結果の報告会を実施しました。実践補助として、教養学部人間環境学科自然環境課程の3年次生10名が参加しました。
参加人数は、1回目から3回目までは1回あたり約30名で、最後の4回目は約60名ほどの参加がありました。
初回ということでまずは観察場所の概要を説明。それから代表的な生き物の観察を行いました。水辺では、セリやケキツネノボタン等の植物や、ホトケドジョウやアカハライモリなどの希少な動物等が観察されました。
夏が過ぎやや涼しくなったため、多くの動植物を観察することができました。タモ網を使い水辺の動物を採集し、それらを小学生たちにわかりやすく説明しました。
秋の水辺の植物を中心に紹介し、草花遊び体験を通して植物の観察を行い、植物の利活用について考えてもらいました。
午前中に水辺の動物の観察を行った後、午後からはこれまでの観察成果のまとめとして、地域の住民や保護者の方々にお集まりいただき、スライドを活用した報告会を実施しました。
参加した児童らは、「はじめて見る生き物がたくさんいて楽しく観察ができた」「大学生のお兄さんたちと交流できて楽しかった」などと笑顔で話していました。また、小学校の先生からは「普段、生き物の名前は地域の方々に教えてもらっていたが、野外での生き物それぞれの暮らし(生態)まで教えてもらったので、私たちも勉強になりました」「ただ話を聞くだけではなく、生き物を触ったり捕まえたりできたので、児童たちも普段以上に授業に集中している様子で、これからの参考になりました」などのコメントが寄せられました。
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