11063771_346860635506863_2090180318269956356_o

2014年度 [ 地域志向 ] 収蔵コレクションは地域をつなぐ:佐藤武之「阿蘇・九州の野の花」コレクションと三宅純男「世界の昆虫」コレクション

『収蔵コレクションは地域をつなぐ:佐藤武之「阿蘇・九州の野の花」コレクション』展 を開催

取組代表者

阿部正喜 【経営学部観光ビジネス学科】
(熊本校舎)

共同取組者

奥山甚一(経営学部観光ビジネス学科)、長野克也(農学部応用植物科学科)

2015/2/12(木)~2/22(日)公益財団法人島田美術館にて
収蔵コレクションは地域をつなぐ:佐藤武之「阿蘇・九州の野の花」コレクション展 を開催しました。

主  催:To-Collaboプログラム「収蔵コレクションは地域をつなぐ」
展示案内:阿部正喜(経営学部観光ビジネス学科教授)
奥山甚一(経営学部観光ビジネス学科教授)
長野克也(農学部応用植物科学科教授)

この取組は、熊本地域の文化創造の場として機能している公益財団法人島田美術館において、現在大学にて保管している熊本地域の資料を展示企画することで、東海大学の教員・学生と島田美術館の学芸員が一体となって、地域の記憶を未来へとつなぎ、新たな価値を創造することを目指すものです。また、これらの活動を元に熊本市内を中心に東海大学と熊本県内の各博物館・美術館、さらには地域社会へと連携を拡げていくことを目的としています。
紅梅かおる熊本市金峰山の麓、剣豪宮本武蔵で知られ歴史が息づく島田美術館のギャラリ-において、「素朴な自然のありのままの姿」から新しい発見や新たな価値の創造を目指し、経営学部観光ビジネス学科観光資源管理研究室が保存・管理している佐藤武之「阿蘇・九州の野の花」コレクションを展示公開しました。
今回は同コレクション5万点の中から制作した全紙写真パネル31点、A4写真パネル88点、さらには学生が制作したスライドショ-を展示公開しました。冬期2月の開催ですが、期間中の来場者数は823名と、熊本市内外から多くの方々をお迎えしました。特に佐藤武之先生の郷里、高森町から多くの方々にご来場いただき、最終日前には大型貸切バスでお越しいただきました。また夏の「世界の昆虫」展でお世話になった熊本の新聞、ラジオ、テレビ各社に掲載・放送いただき、その効果は大きく、多くの来場者をお迎えすることが出来ました。
夏の昆虫展に引き続き、学生たちも2年生・3年生の4名を中心に経営学部・総合経営学部の14名が手伝ってくれました。彼らのセンスの良さに感心しています。さらに島田有子さんをはじめとした島田美術館のスタッフ、コレクション所有者の佐藤マサさんをはじめとするご家族、熊本県文化企画課の稲葉一文さんにも献身的にご協力いただきました。大学の教職員・学生、島田美術館のスタッフが一丸となって成し遂げることが出来ました。
高森町から多くの来場者をお迎えして、佐藤武之先生の功績を再確認し、南阿蘇ビジタ-センタ-に隣接する野草園を整備し地域活性化につなげ、「野の花と風薫る郷」高森町の町づくりを行っていこうと盛り上がりました。施設観光資源である南阿蘇国民休暇村・ビジタ-センタ-・「野草園」を核として、地域・観光資源である「阿蘇の野の花」の保護と活用を考える良い機会となったことは主催者としても喜びに堪えません。
協力者として若年層を掘り起こし、さらには行政の協力をいただくことなど、多くの課題を残しておりますが、今後の新たな展開が期待されます。(文・阿部正喜 教授)

来場者からは以下のような声が聞かれました。
・可憐に咲いている野の花にいやされました。
・阿蘇の風景とマッチングがとても良いですね。
・学生さん作成のスライドもすばらしい、センスいいですね。
・写真1点1点、花の優しさに見入ってしまいました。
・実物に出会う機会は少ないので、貴重な記録ですね。
・東海大学の若い方々、収蔵をこれからも大切に宜しくお願いします。
・本やスライドとは違った心地よさ、空間自体がほっとする感じにつくりあげていただきているように思いました。さすが島田美術館、そして学生さん、先生の思いが伝わってきて感謝です。
(アンケ-トより)

11063771_346860635506863_2090180318269956356_o
  • 取組テーマ:環境保全
  • 対象者  :指定なし
  • 取組タイプ:社会貢献
  • 連携自治体:熊本市