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2013年度 [ 地域志向 ] 巣箱かけによる冬期の野生動物の生息状況の学習(積雪寒冷地における冬期の小中学生向けの教材開発研究の一環として)

2013年度 [ 地域志向・概要 ] 巣箱を利用した冬期の野生動物の生息状況の学習(積雪寒冷地における冬期の小中学生向けの教材開発研究の一環として)

取組代表者

竹中 万紀子 【生物学部生物学科 准教授】
(札幌校舎)

共同取組者

竹中 践(生物学部生物学科 教授)

取組の概要

 冬期は子供たちが自然とふれあう機会が極端に少なくなり、自分たちの住む環境が冬期にはどうなっているか、野生動物が厳しい冬の中でどのように生活をしているかについて学習する機会はほとんどない。豊かな森林を有する東海大学札幌キャンパスの森林を利用して、積雪寒冷地の野生動物の生息状況の観察や足跡の観察を行った。
 本研究は(1)寒冷積雪地の小中学生向けの冬期の学習教材と学習機会の開発と(2)越冬している野生動物の生息状況を把握して、その保全にむけた基礎資料を得るという2つの目的を掲げて行った。

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取組の成果

 小学生目線で自然を見るということは、大学生にも刺激になった。小川があれば臆せず手を入れて、元気に泳ぐヨコエビを捕獲。木の根元の雪の空洞に片っ端から手を突っ込んで羽が生えが虫がたくさん元気に飛んでいることがわかる。クモもいた。極寒の雪の中の森にどうやら特殊な生態系がありそうだということがわかったのは、新たな発見。卒研などで突き詰めていくべきテーマである。子供たちも大学生に生き物について教えてもらい目を輝かせていた。

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  • 取組テーマ:環境保全
  • 対象者  :指定なし
  • 連携自治体:札幌市南区

キーワード

スノーシュー, 巣箱, 積雪寒冷地の自然, 足跡