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2016年度 [ 地域志向 ] 洋上キャンパス-望星丸洋上セミナー

2016年度 [ 地域志向・概要 ] 洋上キャンパス-望星丸洋上セミナー

取組代表者

千賀 康弘 【海洋学部海洋地球科学科 教授】
(清水校舎)

共同取組者

川崎 一平(海洋学部海洋文明学科 教授)、占部 正承(清水教養教育センター 教授)、小松 大祐(海洋学部海洋地球科学科 講師)、成田 尚史(海洋地球科学科 教授)

取組の概要

 2016 年9 月25 日(日)に一般市民を対象として「望星丸」を使った駿河湾内での洋上セミナーを開催した。本事業は2013 年度から静岡市との連携事業として実施してきた。参加者は静岡県内在住者の中学生以上を対象に公募し、当日は58 名が参加した。船上では教職員12 名、学生20 名が講師・誘導を担当し、参加者には海洋学部1 年生の必修科目である海洋実習の模擬体験を通して海洋学部の教育・研究の内容を理解し、地域の財産である駿河湾の魅力を知っていただき、学生と参加者が一緒に海の環境保全について考えることを目的とした。

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 洋上セミナー終了後の11 月3 日(木)には、海洋学部図書館において、これまで4 年間の洋上セミナー参加者を対象として、学生とともに駿河湾の魅力を語る市民交流会「みんなで語ろう!駿河湾の魅力」を開催した。ここには市民と学生45 名が参加し、グループに分かれて駿河湾の魅力の発信について議論した。会場には駿河湾に関する書籍を展示した。参加者には海洋学部図書館を自由に利用できる図書館利用許可証(年度内有効期限)を発行して、海洋学部と海への関心を高めていただけるようにした。

取組の成果

 洋上セミナー終了時のアンケート結果では参加者の全員が「大変満足」、「ほぼ満足」との回答であった。特に案内や解説を務めた学生の対応に高評価があった。また、海への関心が深まった、海洋学部に期待する、との回答も多く得られ、海洋学部を改めて認知していただけた。ワークショップでは、学生が一般市民と一緒に議論したことで、学生にとっては大きな刺激となった。図書館利用許可証発行には大部分の参加者が登録し、大学の図書館開放を非常に歓迎していただいた。海洋学部が地域の社会教育拠点として貢献でき、学生にとっても、地域の方々とともに学ぶ機会を得られることと期待される。

  • 取組テーマ:大学開放
  • 対象者  :指定なし
  • 連携自治体:静岡市