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2017年度大学推進プロジェクト「エコ・コンシャス計画 環境保全事業」

2017年度大学推進プロジェクト・概要 「エコ・コンシャス計画 環境保全事業」

取組代表者

藤野 裕弘 【教養学部人間環境学科 教授】
(湘南校舎)

共同取組者

室田 憲一(教養学部人間環境学科自然環境課程 教授)、北野 忠(教養学部人間環境学科自然環境課程 教授)、小栗 和也(教養学部人間環境学科自然環境課程 准教授)、藤吉 正明(教養学部人間環境学科自然環境課程 教授)、岩本 泰(教養学部人間環境学科自然環境課程 准教授)、日比 慶久(教養学部人間環境学科自然環境課程 非常勤講師)、本山 径子(教養学部人間環境学科自然環境課程 非常勤講師)、松本 晃一(研究推進部研究計画課職員・NPO法人東海大学地域環境ネットワーク)、坂部 貢(医学部医学科基礎医学系 教授)、寺山 隼人(医学部医学科基礎医学系 准教授)、新倉 啓(付属静岡翔洋小学校 小学校教諭)、竹中 践(生物学部生物学科 教授)、河合 久仁子(生物学部生物学科 准教授)、松井 晋(生物学部生物学科 講師)、鈴木 大(生物学部生物学科 講師)、竹中 万紀子(生物学部生物学科 非常勤講師)、中尾 紀行(国際文化学部デザイン文化学科 教授)、川上 哲太朗(海洋学部環境社会学科 教授)、舟尾 隆(清水教学課 職員)、村田 浩平(農学部応用植物科学科 教授)

取組の概要

 本取組みでは、大学推進プロジェクトの『環境保全事業』として、『環境保全型社会に向けた次世代育成の取組み』をサブテーマに設定し、各種取組みを行う。

◎湘南校舎藤野班では金目川水系をフィールドに以下の取組みを行う。
①教育機関への支援方法の確立を目指した近隣地域の初等中等教育機関への地域学習を支援する。
②学校プログラムの発展を目指した近隣小学校への授業(理科及び総合の学習の時間)の支援を行う。
③他地域との連携として、静岡市清水地域の初等中等教育機関と連携した河川環境教育を行う。
④①~③に加え、金目川を里川として次世代につなぐ、湘南里川作りと連携した活動を行う。

◎伊勢原校舎坂部班ではネオニコチノイド系農薬に関する以下の取組みを行う。
①湘南及び札幌校舎と連携した、ネオニコチノイド系農薬の残留度分析及び環境中の分布状況調査を実施する。
②人工化学物質の生物への影響に関する地域啓発事業として、環境講座を実施する。

◎札幌校舎、竹中班では、テーマを昨年度まで地域志向教育研究経費で実施してきた『コムクドリの生態と渡り解明し保全を考える―地域と大学の協働活動として―』の継続、発展として以下の趣旨で取り組む。
札幌を含む北海道の鳥の70%近くが、東南アジアなどから渡ってくる渡り鳥であり、身近の鳥のほとんどが渡り鳥といっても過言ではないが、その事実はあまり知られていない。身近な生き物が実は世界とつながっていることを理解することは、身近な自然を大切にすることが世界の自然を保全することにつながることの理解につながる。このような視点を子供のうちから持つことが大切である。このような専門的な情報の地域への供給役と大学が機能し、コムクドリをはじめとする野鳥を通じて地域が結びつくような仕組みを作り上げる推進力になると期待している。

◎清水校舎、川上班では、『水生生物を考える学生サークルの地域連携』をテーマとして以下の通り実施する。
①地元商店街、ショッピングモール等での環境関連イベント、翔洋高校が主催するDream Science 2016に参加し、地元で採取された水生生物の展示を行い、地元環境の素晴らしさを伝える。展示説明は学生サークルが主体的に行う。(5月、8月)
②これまでのモニタリングの成果を冊子にまとめ、地元の小中学校の教材として利用してもらう。
③地域の生涯学習交流館、清水区ホールでの年間調査報告会を開催し、地域の環境を知るきっかけを提供する。

 以上の各班の取り組みを、『環境保全型社会に向けた次世代育成の取組み』の視点を踏まえて、取りまとめる。

期待できる取組成果

◎藤野班
・全ての取組みに卒業研究生及び大学院生が参画しプロジェクト担当者となるため、各自の企画力や取りまとめの能力の醸成につながり、また、NPOに所属する2年生以下の学生においては卒業研究のテーマを考える上での重要な取り組みとなり、また、3年生以上の学生にとっても卒業研究に直接関係する重要な取り組みである。
・地域の学校や住民と協力が不可欠となるため、学生が地域での問題や実態を目の当たりにする機会が増えることで、その問題への解決する能力やその対応力への醸成に繋がる。
◎坂部班
・ネオニコチノイド系農薬の自然環境中の分布に関して、新たな知見が得られることが期待できる。
・身近にある人工化学物質の生物への影響に関しての啓蒙に役立つと考えられる。
◎竹中班
・普段、見ることができない鳥の繁殖を間近にみせることで、子どもたちの自然への興味を引き出す。また、身近な鳥がはるばる4千キロも旅をしてやってくることを学ぶことで自分たちの生活域も世界とつながっている認識を高めることができる。
・東海大学生物学部の教育内容への関心を高めることができる。
・デジタル絵本を授業に役立ててもらったり、渡り鳥のことをもっと知ってもらうためのフォーラムを開催することで、自然や生態系への興味や関心を引き出す。
◎川上班
小中学生を主対象とした親子で参加できる地元開催イベントに積極的に参加し、地元の環境を考える機会を提供する。この取り組みは地域の環境教育を推進するものであり、地域の環境保全に大きく貢献できる。

 以上、各自の取組みから『環境保全型社会に向けた次世代育成』が期待できるものである。

  • 取組テーマ:環境保全
  • 対象者  :指定なし
  • 連携自治体:平塚市、伊勢原市、秦野市、札幌市、静岡市