大学推進「彫刻ツアー」04

2015年度大学推進プロジェクト 「観光イノベーション計画 文化・芸術事業」

博物館プロジェクト 洗って・触って・メンテナンス第2弾「彫刻を触わる★体験ツアー!!」を開催しました

取組代表者

篠原 聰 【課程資格教育センター 准教授】
(湘南校舎)

共同取組者

山花 京子(文学部アジア文明学科 准教授)

博物館プロジェクト 洗って・触って・メンテナンス第2弾「彫刻を触わる★体験ツアー!!」を開催しました

2015年7月26日(日)に湘南キャンパスで、「博物館プロジェクト 洗って・触って・メンテナンス 第2弾 彫刻を触る★体験ツアー」を開催しました。このイベントは、大学推進プロジェクト「観光イノベーション(芸術・文化)」の一環として、東海大学の博物館など所蔵するコレクションを活用し、さまざまな形で地域に貢献することを目指した博物館プロジェクトが行ったものです。当日は、彫刻の保存修復や日本近代彫刻史を研究している篠崎未来氏を講師に、キャンパス内にある屋外彫刻(ブロンズ像)の洗浄とメンテナンスを実施。東海大学が開講する学芸員課程の学生ら約10名が参加しました。

今回のメンテナンス対象は、東海大学の創立者・松前重義博士の胸像(松前記念館前)、湘南キャンパスの設計に携わった建築家・山田守氏の胸像(3号館前)、星を仰ぐ青年の像(総合体育館横)の3つで、いずれも近代を代表する彫刻家の作品です。参加者は篠崎氏からブロンズの特長や補修が必要な理由などの説明を受けて作業を開始。彫像の色や傷などを点検した後、ブラシを使って汚れを落とし、ミツロウのワックスを塗布して磨く工程を一体ずつ丁寧に行いました。

学生たちは、「ブロンズ像に触れたのは初めて。見ているだけではわからない質感や重量感を感じることができました」「作品に残っているヘラや指のあとがよくわかりました。それらをなぞっていると、作家の作品に対する思いが伝わってくるようでした」などと感想を話していました。博物館プロジェクトを推進している篠原聰准教授は、「作品を間近に見て手で触るメンテナンス作業は、普段はできない方法で彫刻を楽しむ絶好の機会。今後も、手で触ることによって作品や資料をより深く知って楽しんでもらえる“ハンズ・オン”の取り組みを、さまざまな形で展開していきたい」と語っています。

大学推進「彫刻ツアー」02

大学推進「彫刻ツアー」01

  • 取組テーマ:文化・芸術
  • 対象者  :学⽣