「親子で楽しむ防災広場」と「世界一行きたい科学広場」を同時開催しました
2015年12月13日(日) に、東海大学湘南キャンパスで「親子で楽しむ防災広場」と「世界一行きたい科学広場」を同時開催し、地域の小中学校の児童や生徒、その保護者ら約600名が来場しました。
「防災広場」は2015年度To-Collaboプログラム大学推進プロジェクト「安心安全」(代表:内田 理 情報理工学部情報科学科准教授)の活動の一環として、「科学広場」は同プログラム地域志向教育研究経費採択課題「科学コミュニケーション活動を通じた地域活性化プロジェクト」(代表:岡田 工 チャレンジセンター教授)の活動の一環で行ったものです。防災と科学について大学の知を発信するとともに、それぞれに興味をもってもらうことなどを目的に、工学部や理学部を中心に幅広い学部の学生や教職員らが20以上のブースを出展しました。
「防災広場」では、平塚市消防本部の協力を得て、25mの高さに達するはしご車の搭乗体験や、AEDの講習会を開催。工学部土木工学科の教員と学生が、振動を加えた土が液状化する様子を観察する実験や、大型装置を利用した津波シミュレーション実験を実演しました。また、国立研究開発法人防災科学技術研究所から「Dr. ナダレンジャー」こと、納口恭明博士を講師に招き、身近な道具を使って地震の際の建物の揺れ方などを学ぶ防災科学ショーも行われました。
「科学広場」では、チャレンジセンター「サイエンスコミュニケーター」が防犯ブザーを入れた容器を真空状態にする実験を行い、同センター「ライトパワープロジェクト」が今年10月にオーストラリアで開催された2015ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジで走行したソーラーカーを披露。また、チャレンジセンター・ユニークプロジェクト「ポリヘドロン工作隊」が折り紙で多面体を作る体験イベントを、「日食観測プロジェクト」がこれまでに撮影した日食の写真の展示を行ったほか、理学部の学生有志が中心となって活動する「Supporting Science Experiment」がアルキメデスの発明した投石器や水汲み器などを紹介するブースを出展しました。会場では、東海大学教育研究所の滝川洋二教授がLEDを用いて光の性質を解説するサイエンスショーや、総合教育センターの比田井昌英元教授が日食の仕組みについて紹介する講演を行いました。
来場した保護者からは、「防災と科学、1度で2つの分野に関するさまざまなブースを巡れて、子どもも大満足でした。先生や学生の皆さんの対応も丁寧で興味深い内容も多く、子どもだけでなく大人も楽しめるイベントだったと思います。次回以降もぜひ参加したい」といった声が聞かれました。
To-Collabo推進室の木村英樹室長(チャレンジセンター所長、工学部教授)は、「防災と科学には密接な関係があり、双方によりいっそう興味をもってもらえればと、同時開催しました。来年以降は、さらに多くの方々にご来場いただけるように、よりいっそう内容を充実させていきたい」と語りました。
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