高崎経済大学「生物観察会」
が開催され、学生2名と職員1名が視察に参加しました。
本視察は、2016年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト「エコ・コンシャス計画 環境保全事業」(代表: 藤野 裕弘 教養学部人間環境学科自然環境課程教授)の活動の一環として行われたものです。
この視察は、上記環境保全事業で行っている「川の勉強会」の今後の展開を検討し、情報交流を深めることを目的に行われました。高崎市主催で高崎経済大学の飯島明宏准教授が実施する生物観察会は、水生生物と水質に特化した内容になっており、また小学校単位で実施されているもの。小学校教員が参加することもあり、子どもたち側・主催側双方が安心して実施できる体制が整えられていました。水生生物を採取するカップを上手く活用していたり、子どもたちが採取してきた生物の分類・選別に徹する役割の教員が配置されるなど、スムーズに採取・観察を行うための工夫が凝られていました。「中・下流域の生物と上流域の生物の違いなどについて事前に子どもたちに考えさせる時間も十分に設けられており、また子どもたちの発言や思考を引き出す構成のガイドが用いられているなど、我々の取り組みには足りないものも多く見出すことができた」と上記事業の共同取組者の松本晃一さんは話しています。
視察後に行ったヒアリングでは、「広い規模での参加者の獲得」という課題について、同生物観察会も広く周知することについては非常に難しさを感じているようで、今後、良い方法を見出すための情報交換ができればとの回答をいただきました。また、環境への意識や興味が低い方々の参加獲得については、「積極的な参加者がコアとなり、地域や各々のコミュニティーに参加の輪が広がっていくという側面も強化したい」など、共通した問題点についても議論が交わされました。
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