2017年7月30日(日) 東海大学湘南校舎にて
が開催されます。
本イベントは、2017年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト 「観光イノベーション計画 文化・芸術事業」(代表:篠原 聰 課程資格教育センター 准教授)の活動の一環として行なわれるものです。
「彫刻を触る☆体験ツアー!!」は、近隣の小・中・高生や彫刻に関心のある地域の皆さまを対象に、本学湘南キャンパス内に設置されているさまざまな屋外彫刻作品について解説するとともに、メンテナンス作業を実際に体験していただくワークショップです。
当日は、小平市平櫛田中彫刻美術館の学芸員で、日本近代彫刻史およびブロンズや石膏作品の保存修復の研究に携わる篠崎未来氏、ならびに全盲で「ユニバーサル・ミュージアム(性別や年齢、国籍、障害の有無を問わず、誰もが楽しめる博物館)」の実践的な研究に取り組む国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎氏を講師にお迎えし、キャンパス内にある彫刻作品のメンテナンス作業を参加者に実体験していただきます。今回メンテナンスを行う彫刻作品は、長崎の「平和祈念像」で有名な彫刻家・北村西望の作品「松前重義博士胸像」、「長崎26殉教者記念像」などの作品を遺した日本を代表する彫刻家・舟越保武の作品「山田守胸像」と「星を仰ぐ青年の像」の3体(予定)。広瀬准教授には、彫刻を触って楽しむ「無視覚流鑑賞の極意」も伝授していただきます。
メンテナンスの語源には「手で保つ」という意味があります。この作業は、実は彫刻を楽しむ絶好の機会でもあります。作品を間近で見て、凹凸や造形の流れをカラダで感じてみませんか?普段は経験できないかたちで彫刻と向きあいます。造形と一体となるハンズ・オン体験をぜひ!
2017年7月30日(日) 10:00~16:00
篠崎 未来(小平市平櫛田中彫刻美術館・学芸員)
日本近代彫刻史とブロンズや石膏等の作品の保存修復を研究。各地の美術館の屋外彫刻のメンテナンスや修復に携わるかたわら、2007年より現在まで大分市役所と市民ボランティアによる屋外彫刻のメンテナンス活動を指導。大分県竹田市、豊後大野市などでも彫刻メンテナンスの指導をおこなっている。
広瀬 浩二郎(国立民族学博物館・准教授)
1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。01年より国立民族学博物館に勤務。現在は民族文化研究部・准教授。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み“さわる”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。主な著者に『身体でみる異文化』『ひとが優しい博物館』(編著)『知のバリアフリー』(共編著)などがある。
①目視点検(作業前の現状記録)
②洗浄
③ワックスがけ
④光沢調整
⑤撥水テスト
⑥目視観察(作業後の現状記録)
各回20名まで(見学は自由です)
主に小・中・高校生および地域の方々が対象
無料
※ 参加希望の方は当日会場へお越しください。
①10:00- 松前記念館前(松前重義像)
②13:30- 三号館前(山田守胸像)
③15:00- 体育館前(星を仰ぐ青年の像)
東海大学湘南校舎
〒259-1292神奈川県平塚市北金目4-1-1
詳しいアクセス方法については、こちらをご覧ください。
(東海大学サイト「湘南キャンパス案内」へジャンプします)
東海大学 松前記念館(東海大学歴史と未来の博物館)
担当:篠原
電話:0463-58-1211 (内線:2135)
FAX:0463-50-2446
皆様のご参加をお待ちしております。
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