– 大学推進・札幌 – 公開講座「語り合おう『地域と若者』の未来」を開催しました

2017年7月16日(日)  札幌キャンパスにて

公開講座「語り合おう『地域と若者』の未来」

を開催しました。

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 本イベントは、2017年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 大学開放事業」(代表:池村 明生 教養学部芸術学科 教授)の活動の一環として行なわれたものです。

 文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて取り組んでいる本学の地域連携活動である「To-Collaboプログラム」の一環で初めて開催したもので、学校法人東海大学の建学75周年記念行事にも位置付けています。札幌市内で地域連携事業に携わる高校生や大学生、近隣住民ら約100名が参加し、第1部では、札幌市の定山渓を拠点に、全道各地の自然の美しさやウィンタースポーツの魅力を伝える映像作品を制作するニール・ハートマン氏が講演。第2部では、参加者が日ごろの活動の成果や課題を発表し、お互いの活動へのヒントを探りました。

 開会にあたり網野真一札幌キャンパス長(生物学部長)があいさつし、「現在の大学は近隣に住む住民の方々とともに、地域の課題解決に取り組むことが必要です。この講座もその一環であり、皆さんとともによりよい地域連携事業のヒントを探りながら、今後の活動につなげていきたい」と話しました。第1部の講師を務めたニール氏は、アメリカ・サンディエゴに生まれ、1981年に初来日。冬の美しい雪景色に感銘を受け、91年から日本を拠点にして映像制作活動を始めました。ニール氏は、「今は定山渓で民泊やレンタサイクルショップも経営しています。お客さまからは、私が気づかなかった自然の美しさ、魅力を教えてもらうこともあります。そのたびにまちおこし、地方の活性化のためには、人と人のつながりが何よりも大切だと感じます。さまざまなネットワークを駆使することで、互いの活動を知ってもらい、よりよい活動につながります。皆さんも多くの人とコミュニケーションをとってください」と話しました。

 第2部では、東海大学チャレンジセンター・札幌ボランティアプロジェクトの学生や付属札幌高校の生徒をはじめ、札幌市内にある5つの高校の生徒が自分たちの活動内容をポスター発表形式で報告。参加者は興味のある高校のブースを周りながら、熱心に耳を傾けていました。札幌ボランティアプロジェクトのメンバーは、毎年冬の時期に実施している除雪活動や地域貢献の大切さについて説明し、札幌高校の生徒は「高校現代文明論」の授業で2015年度から取り組んでいる「藻南商店街活性化プロジェクト」の活動実績を報告。札幌高の山田俊哉さん(2年)は、「15年度には商店街のマップ、16年度には各店舗のポスターを制作しました。地域の皆さんとかかわることは学ぶことも多く、貴重な経験です。今回のセミナーで多くの話を聞いて、さらに地域連携事業への興味がわきました」と話していました。

 司会を務めた植田俊助教(国際文化学部)は、「これまで札幌市内で地域活性化事業に携わる団体同士が交流を深める場は少なかったのが現状です。今回も多くの高校生、大学生が参加する中で、別の団体の活動を見る大切さにも気づいてもらえたのではないでしょうか。それぞれの課題を解決するヒントにするとともに、団体同士がつながるきっかけにもしてほしい」と語りました。

 
プレゼンテーション1

 

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