第2回ボランティア通訳研修会
が開催され、学内外から約80名が参加しました。
本イベントは、2017年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト「観光イノベーション計画 地域観光事業」(代表:松本 亮三 観光学部観光学科 教授)の活動の一環として行なわれたものです。
昨年度の第1回ボランティア通訳研修会と同様に、今回も2部制で研修会が行われ、平日の開催だったにもかかわらず80名の参加がありました。2013年に富士山の景勝地である三保松原が世界遺産に選定されて以来、清水港には海外から年間10隻ほどの豪華客船が入港しています。また、2017年度は40隻もの客船の入港予定があり、ますます外国人をもてなす通訳ボランティアの需要が高まってきています。今回の研修会は市民の英語力向上とともに、通訳ボランティアと行政、大学の意見交換を目的としました。
第一部では、清水教養教育センターの加藤和美講師とゴフ・ウェンディー・マリー講師が、清水港の客船誘致の状況の説明と通訳ボランティア活動とリサーチの報告を行いました。第二部では英語レッスンを実施。参加者は「静岡の特産品を英語でどのように表現したらよいか」をグループで考え、その後、文法説明のレクチャーに基づき、英語表現を作成し、グループで練習を行いました。また、同じように異なるテーマ「おすすめの場所を説明する表現方法」でグループ活動を行い、使える英語文法や表現のレクチャーを聞いた後、練習を行いました。
今回の英語レッスンでは、第一回ボランティア通訳研修会のアンケートをもとに作成した、英語ボランティア通訳のためのハンドブック ”Shimizu Interpreters Handbook” を利用。参加者から好評だったこともあり、今後、東海大学海洋学部のホームページにアップし、誰でもテキストのダウンロードが可能になるよう検討中です。
年配の参加者が多い印象を受けましたが、皆さん熱心に英語を勉強していました。参加者アンケートによると、このようなセミナーをもっと行って欲しいという意見が多く見受けられました。本研修会を担当した加藤講師は「今後も続けていきたい」と話しています。
たくさんのご参加ありがとうございました。
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◇2016年度To-Collaboプログラム 地域志向教育研究経費採択課題「外国客船入港における国際観光事業への振興支援と英語教育」