「彫刻を触る☆体験ツアー2018」(第2回)が開催されます

2018年12月8日(土) 秦野駅北口周辺にて

「彫刻を触る☆体験ツアー2018」(第2回)

が開催されます。

 本学課程資格教育センターでは、2014年度からTo-Collaboプログラム(※)の一環として「文化芸術の保存と活用」というテーマのもと、「彫刻を触る☆体験ツアー!!」を実施してきました。神奈川県高校生インターンシップとの連携イベントとして実施した第1回に続き、第2回目は本学地域連携センターによる「シティズンシップ教育型地域連携事業」の取組「地域連動型アウトリーチ活動の最適化モデルの構築」の一環として開催されるもので、近隣自治体の彫刻を市民とともにメンテナンスします。
 今回メンテナンスを行う彫刻作品は、秦野駅前の「母子像」です。作者の佐藤助雄(1919-1987)は、おおらかで詩的な人物像を得意とした彫刻家で、戦後は湘南キャンパス内に設置されている「松前重義博士胸像」の作者である北村西望や、富永直樹にも師事しています。

 メンテナンスの語源には「手で保つ」という意味があります。この作業は、実は彫刻を楽しむ絶好の機会でもあります。作品を間近で見て、凹凸や造形の流れをカラダで感じてみませんか?普段は経験できないかたちで彫刻と向きあうことができます。地域にある野外彫刻を市民や学生とともに守り伝える活動でもあります。ぜひご参加ください。

日時

2018年12月8日(土) 14:00~16:00
※雨天の場合は、当日の朝に実施の最終判断を行います。

場所

秦野駅北口周辺

定員 / 参加対象者

20名まで(見学は自由です)
地域の方々が対象

参加費

無料
※ 参加希望の方は当日会場へお越しください。

講師

高橋裕二氏、大野春夫氏、高嶋直人氏

当日のスケジュール(予定)

14:00
秦野市役所教育庁舎会議室 集合
※メンテナンス作業から参加される方は、14:30ごろに秦野駅北口の母子像前にお集まりください。JAはだの特産センター秦野店の向かい側の歩行者専用道路(秦野駅北口水飲み場付近) 
14:00
オリエンテーション 
14:10
彫刻メンテナンスの流れ 説明(高橋裕二氏) 
14:40
彫刻メンテナンス・路査(作業により若干延長する場合があります) 
  <彫刻メンテナンス>
  母子像
作者:佐藤助雄
素材:ブロンズ
場所:秦野駅前歩行者専用道路中央(秦野市大秦町地内)
設置:平成元年9月
  <路査>
  ① 生命の詩
作者:西巻一彦
素材:本小松石
場所:まほろば大橋(夢のかけ橋彫刻展本制作作品)
設置:平成元年10月

② COSMIC RING(時間があれば見学予定)
作者:横山徹
素材:黒御影石
場所:まほろば大橋(夢のかけ橋彫刻展本制作作品)
設置:平成元年10月

16:00
解散(解散後、秦野市役所にて振り返りを予定していますので、こちらも併せてご参加ください) 

彫刻メンテナンスの流れ

ブロンズの劣化には着色層の塗料の退色や、地金の露出による錆の発生などがあります。
彫刻メンテナンスの流れは、大まかに以下の通り3つです。

① 彫刻を洗う
② ワックスを塗る
③ みがいてツヤを出す

実際には、作業前の現状を記録するための目視観察や、ワックスを塗布した後に光沢調整や撥水テストを行うなど6つの工程がありますが、今回の彫刻を触る☆体験ツアーでは、基本的な3つの工程を体験いただけます。

主催

東海大学課程資格教育センター、松前記念館

共催

秦野市

協力

ブロンズスタジオ

お問い合わせ

東海大学 課程資格教育センター
担当:篠原 聰
電話:0463-58-1211 (内線:3178/2135)
Mail:ss062876@tsc.u-tokai.ac.jp

皆様のご参加をお待ちしております。

 

第1回の様子はこちらから↓
「彫刻を触る☆体験ツアー2018」第1回を開催しました

※To-Collaboプログラムについてはこちら↓
2017年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト
「観光イノベーション計画 文化・芸術事業」(代表:篠原 聰 課程資格教育センター 准教授)