「東海大学×軟石 南区学生まちナカアート展 in チ・カ・ホ」
が開催され、道内外から多くの方々が訪れました。
本イベントは、2016年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト 「地域デザイン計画 ブランド創造事業」(代表:富田 誠 教養学部芸術学科 講師)の活動の一環として行なわれたものです。
「地域デザイン計画 ブランド創造事業」では、各地域の特性を活かした商品化などを支援することを目標として掲げています。札幌校舎では、植田 俊助教(国際文化学部地域創造学科)が中心となり、地元企業や作家と協働して札幌市南区の地域資源である“札幌軟石”を用いた商品開発に取り組んでいます。
今回のアート展は、「札幌軟石」を南区内にとどまらず広く発信する機会を創出すること、その実践を通して「札幌軟石」に新たな価値を付与し発信することをねらいとして開催されました。
中尾 紀行教授(国際文化学部デザイン文化学科)がこの3年間学生とともに取り組んできた成果発表として作品が展示されたほか、札幌ボランティアプロジェクトに所属する学生有志によって、軟石を使った小物づくりのワークショップが実施されました。
ワークショップは事前申し込みの受付をせず、当日現場で学生たちが広報を行い、参加者・見学者を募り、多くの方に参加していただくことができました。参加者の多くは、軟石の存在を知ってはいるものの、実際に見たり触ったりする機会がなかなかなかったようで、「さらに関心が湧いた」「実際に南区の軟石の採掘場跡へ足を運んでみたい」「街を歩きながら軟石を探してみたい」といった感想が寄せられ、「軟石の魅力を多くの人に伝える良い機会になった」と学生たちも達成感にあふれていました。
また、本取組みにご協力いただいた「軟石や」の小原 恵氏からは、「学生たちの積極的な取り組みに支えられて、軟石をより広く発信できたことが何よりの成果だった」との感想とともに今後の展開に期待が寄せられました。
アート展を終え、植田助教は「一連の取り組みを学生が主導して企画・運営・実施することによって、地域との連携方法やその計画の立て方など、より深く学ぶことができたのではないかと思います。今回のアート展で得たプロデュース力やプロモーション力を今後の活動に活かしていってもらいたいです」と話しています。
たくさんのご参加ありがとうございました。
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