ユニバーサル・ミュージアムが地域連携の扉をひらく
公開シンポジウム第4弾
「彫刻と生きる 人類とブロンズの歴史、そして…」
を開催します。
本イベントは、2017年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト「観光イノベーション計画 文化・芸術事業」(代表:篠原 聰 課程資格教育センター 准教授)の活動の一環として行なわれるものです。
本学ではTo-Collaboプログラム大学推進プロジェクト上記事業の一環として「彫刻を触る☆体験ツアー」を2014年度から毎年開催し、学生や地域住民の方々と一緒に、学内に設置されている屋外彫刻のメンテナンス活動に取り組んできました。「文化財保護法」改正の動きのなかで、個別の文化財保護から総合的な保存活用の支援への転換が提案されています。彫刻メンテナンスは、彫刻作品を手でじかに触って汚れを落としたりワックスを塗布したりする作業を伴うため、保存と活用(触る鑑賞)の両方を体験できるプログラムです。だれもが彫刻を触り、彫刻と一体となって、触覚という新しい切り口で作品を鑑賞できます。そして、その作業自体が保存活動につながるというユニークな試みです。
今年6月に成立した「文化芸術基本法」は、文化芸術を社会の基礎に据えることを明確にし、さらに文化芸術を観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業などの施策と有機的に結びつけていく必要性を強調しています。文化芸術を広く社会の中で生かしていくための新たな試みの一つとして、本学の彫刻メンテナンスが地域社会に貢献できることがあるのではないかという期待も込めて、様々な活動に取り組んでいます。
1000年以上もつといわれるブロンズ彫刻は時代を超越する芸術作品です。しかし、そんな芸術作品の美を享受し、後世に守り伝えてゆけるのは人間しかいません。彫刻は、人間とともに生きているのです。
今回は、修復保存の第一線で活躍されている高橋裕二さん、市民とともに彫刻を守り伝える学芸員の篠崎未来さん、彫刻のある街づくりを推進されてきた佐藤正男さんをお招きし、彫刻について熱く語っていただきます。続くディスカッションでは、コメンテーターに本学卒業生の野城今日子さん、美術コレクターとして知られる平園賢一さん、無視覚流鑑賞法を提唱する広瀬浩二郎さんを交え、本学で4年間取り組んできた様々な活躍を振り返るとともに、彫刻と生きる豊かな人生について考えます。ご興味のある方はぜひご参加ください。
主催:東海大学課程資格教育センター
共催:松前記念館/To-Collaboプログラム大学推進プロジェクト「観光イノベーション計画 文化・芸術事業」
2017年12月2日(土) 13:30~16:40
※ 終了時間が17:00まで延長する場合がございます
13:30 | 開会挨拶 | |
朝倉 徹(課程資格教育センター所長) | ||
13:35 | 趣旨説明 | |
13:45 | 基調講演「青銅、、そしてブロンズの魅力」 | |
高橋 裕二(有限会社ブロンズスタジオ 取締役) | ||
14:15 | 報告「彫刻メンテナンスと地域連携」 | |
篠崎 未来(小平市立稲櫛田中彫刻美術館 学芸員) | ||
14:35 | 「秦野市 彫刻のある街づくり」 | |
佐藤 正男(秦野市市民部生涯学習文化振興課 課長) | ||
14:55 | 休憩 | |
15:10 | ディスカッション | |
コメンテーター | ・教育研究の視点 野城 今日子(成城大学大学院 博士課程1年) |
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・コレクターの視点 平園 賢一(平園クリニック院長/東海大学医学部非常勤講師) |
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・ユニバーサル・ミュージアムの視点 広瀬 浩二郎(国立民族学博物館 准教授) |
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司会 | 篠原 聰(課程資格教育センター 准教授) | |
16:40 | 終了 (17:00まで延長する場合がございます) |
無料(申込不要 / 先着順 150名)
※ 参加対象者:本学学生、地域住民の方々
東海大学湘南キャンパス 松前記念館講堂
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
詳しいアクセス方法についてはこちらをご覧ください。
(東海大学サイト「湘南キャンパス案内」へジャンプします)
東海大学湘南校舎 課程資格教育センター 篠原聰
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
[メールアドレス] ss062876@tsc.u-tokai.ac.jp
[TEL] 0463-58-1211(内線:2135)
皆様のご参加をお待ちしております。
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