伊勢原市民を対象に「健康バス測定会」を開催しました
2016年6月24日(金)伊勢原市北コミュニティセンターにて
「健康バス測定会」
が今年度第1回目として開催され、近隣住民31名が参加しました。
この測定会は、大学院医学研究科ライフケアセンターでは伊勢原市役所健康管理課と連携し、同市内に在住する国民健康保険者の健康診断の受診促進や健康意識の啓発を目指して開催しているもの。「To-Collaboプログラム」の一環として昨年度から開始しました。今年度は大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 スポーツ健康事業」の取組みの一つとして、年間7カ所で測定会を行う計画です。
体育学部やチャレンジセンターの病院ボランティアプロジェクトに所属する学生が運営をサポートし、当日は、ライフケアセンターの教員らが、本学所有の天ぷら油で走るバス「天ちゃん号」に検診機器を積み、「健康バス」などのステッカーをつけてイベントを宣伝しながら会場に到着。測定は、「血圧」「血管年齢」「体組成」「骨量」の4項目について実施。終了後には健康管理課の保健師が個別相談に応じ、測定結果に基づいて食事や運動についてアドバイスするとともに健康診断の大切さを訴えました。
「検診を受ける際は誰でも緊張しますので、笑顔で話しかけるなど、リラックスして測定に臨んでもらえるよう心がけました」と話すのは、血圧測定を担当した体育学部生涯スポーツ学科3年次生の岡本遥さん。病院ボランティアプロジェクトメンバーの梶原大輔さん(工学部建築学科3年次生)は、「骨量の測定をサポートするのは初めてだったので、正確に、丁寧に対応するよう留意しました。地域の皆さんの役に立てたらうれしい」と振り返っていました。地区の住民に参加を呼びかけた片町第二自治会の役員は、「まずは自分の健康状態を知ることが大切。こうした検診を継続していただけるとありがたい」と話していました。
ライフケアセンター長の石井直明教授(医学科基礎医学系)は、「昨年は同市のイベントとからめて2回実施しましたが、今年度は市内7カ所を巡回します。この取り組みがクチコミなどで広がり、健康診断の受診者が増えていくことを期待しています」とコメント。また、本センターの佐多憲二教授は、「健康で長生きするためには、自己管理と自己改善が大切です。この測定会をそのための一助としてもらえればうれしい」と話していました。
なお、本プロジェクトでは受信者の承諾を得て測定データを集積し、疫学的な分析を行っています。
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