「TOKAIおひろめ芸術祭」を開催しました
2015年9月26日(土)に東海大学湘南キャンパス10号館・13号館にて、地域市民のための大学開放アートフェスティバル「TOKAIおひろめ芸術祭」を開催しました。これは2015年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト「大学開放」(代表:池村 明生 東海大学教養学部芸術学科デザイン学課程教授)の活動の一環として実施されたイベントで、当日は666名にご来場いただき、賑わいの中、無事に終了することができました。小さなお子さまがいらっしゃるご家族連れの方々を中心にご来場いただき、来場者数は昨年を上回りました(約1.5倍)。地域市民の方々に芸術のもつ魅力をアピールすることができたのではないでしょうか。
今回のプログラムは全17種類であり、音楽・美術・デザインのコンテンツを活かして、お子さん方に楽しんでいただけるユニークな催しものが出揃いました。来場者の方々と一緒に歌う広場、大学院生の本格的な音楽コンサート、生きた亀を放してスケッチや巨大な彫刻を制作するアートコーナー、さらにミニカーや紙ヒコーキ、オリジナルのオブジェやフォトフレームを制作するものづくりコーナーなど、楽しみながら芸術にふれるプログラムが計画されました。
今回、特に活躍してくれたのは、各プログラムをサポートする学部生や大学院生たちでした。総勢120名ほどの学生たちが事前の準備から当日の運営をサポートし、アテンダーとして、また出演者として、日頃の成果を披露してくれていました。その意味で「TOKAIおひろめ芸術祭」は、今や学生なくしては成り立たない取組みであり、To-Collaboプログラムがめざす地域連携を通じた教育プログラムの一つに育ってきているようです。
一方、昨年とは異なり、今回は人気のあるプログラムは始まる前から行列ができるほどの盛況ぶりで、昨年の反省を踏まえ定員制限を設けた結果、参加できなかった来場者の方もいたようで、今後改善すべき課題として残りました。
大学開放」プロジェクトの代表を務める池村教授は「わずか1日だけの大学開放アートフェスティバルでしたが、周辺に暮らす多世代にわたる市民の方々に多数ご来場いただけたことは、大学開放を目的としたTo-Collaboプログラムの趣旨に合致することであり、今後は芸術学科のみならず他学部とも連携し「東海大学地域感謝デー TOKAIおひろめ感謝祭」として継続できるよう願っております。」と今回のおひろめ芸術祭を振り返り、今後のよりよい発展も大いに望めるイベントとなりました。
参加者からは以下のようにコメントをいただきました。「普段なかなか行くことができない大学へ足を運ぶことで、大人も子供も世界が広がります。」「子供に貴重な体験をさせることができ、とてもありがたいです。」「普段は入る機会のないキャンパスに入り、大学内の様子を知り、また学問に少しでもふれられてとても有意義でした。」「学生さんと話す機会がないので今回の取組みはとてもよかったです。」たくさんのご来場ありがとうございました。
関連ページ:トコラボニュース【「TOKAIおひろめ芸術祭」が開催されました】