2017年7月15日(土) 平塚市中央公民館にて
2「平成29年ひらつか地域づくり市民大学」
が開催され、安心安全事業代表の梶田佳孝教授がゲストとして参加しました。
市民大学は、地域で活動するさまざまな団体や個人をつなぎ、協働社会を支える人材育成の育成などにつなげあることを目的に開催されているものです。当日は、元千葉都市モノレール代表取締役の大澤雅章氏による講演と、大澤氏と梶田教授、安田さん、神奈川大学の学生らによる座談会の2部構成で行われました。
座談会では登壇者が、「2025年のくらし・まちについて語ろう」のテーマで討議。安田さんは東海大生の視点から、「駅前に学生が集まって活動できる場所をつくることで、平塚駅を利用しようと思えるような施策が必要では」と提案しました。一方、梶田教授は、To-Collaboプログラムの大学推進プロジェクト「地域デザイン計画 安心安全事業」での活動経験などをもとに、今後の街を支えるためには子育て世代に魅力的なまちづくりを目指す必要があると提言。「平塚市は総合運動公園が駅前に立地している点が他の自治体より優れている。その優位性を生かしつつ、安心して子育てができる環境を整備することが大切」と語りました。その上でまちづくりに参画し、多世代とかかわることが学生への高い教育効果を生み、地域住民が元気になるなど相乗効果が生まれていると説明。「日本ではすでに、多世代の交流と連携が地域の活性化に欠かせない時代になっている。これまでは大学と地域社会の関係は教員や市民、行政担当者の個人的な関係に基づく単発的なものが主だったが、今後は大学と地域社会、行政が常に手を携えて活動することが大切になる。その実現のため、今後も努力していきたい」と語りました。
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