「市民と学生が人生の課題と生活の疑問について語る―世代間交流グループワーク―」
が開催されました。
この取組みは、2017年度To-Collaboプログラム 大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 スポーツ健康事業」(代表:沓澤 智子 健康科学部看護学科 教授)に掲げた「学生と市民との世代間交流活動」の一環として、1年次生から4年次生を対象とした選択科目「地域保健福祉活動論」の授業で取り組んでいるものです。
6月27日は「人生の課題」について、7月4日は「生活上の疑問や悩み」をテーマにグループワークを実施。本学部社会福祉学科の谷口幸一教授が約20年前に立ち上げた『老い』について考えるグループ「エイジング・ソサエティー(AS)研究会」に所属する60代から70代の伊勢原市民(市民会員)と健康クラブのOB会「楽遊会」の会員ら計10名が協力し、1年次生を中心とした履修生77名が5班に分かれて意見を交換しました。
27日の授業では学生たちが、「人とうまく付き合う方法とは」「他人のために役に立つためにどうすればよいか」「将来の目標が定まらない」「後悔しない人生とは」など、市民会員に聞きたいことや語り合いたいテーマを発表。これに対して市民会員が自身の経験を踏まえて意見を述べ、学生とディスカッションしました。終了後は、各グループの学生代表が各班の意見を総括して発表。最後に市民会員一人ひとりが感想を語り、「やりたいことを精一杯やって充実した学生生活を送ってください」「自分の考えを持って多くの人と話すことが自分の世界を広げます。出会いを大切にして大学生活を楽しんでほしい」などと、学生たちに励ましの言葉を送りました。
学生たちは、「質問に丁寧に答えていただくだけでなく、学生の意見を聴きながら進めてくださったので、深い議論ができました」「他の学生の悩みに対する回答の中に、自分の生活に生かせるヒントがたくさん見つかりました」「“過去は変えられないが未来は変えられる”という言葉が印象に残りました。目標に向かって『今』を大切に過ごしたい」などと感想を話していました。
◇To-CollaboプログラムのFacebookページはこちら